兼業神主のぼやき

旅行に行く

　先日、旅行に行きました。ちょっと山奥へ。

　我が家もド田舎なのですが、山が丘くらいの田舎なので、もっとスケールの大きな山の方へ３泊してきました。会社の年休を有意義に活用です。

　修験道で有名な山の方へ行ってまいりましたが、やはり信仰が生きている土地は空気が違う、気がします。

　そして、水がきれいな土地に住まう人たちは心もきれいなのでしょう、優しい人々に会うことができました。

　テーマパークやにぎやかな観光地に行くとき以外は、私はだいたい一人で旅に出ることにしています。その方が素直な気持ちでいろいろなものを見られる気がします。

　心の赴くままに、湧水地を巡ってみたり、渓谷で佇んでみたり、神職仲間に会いに行ったり、御縁をいただけた神社やお寺にお参りしたり、心がよみがえる感覚を味わいつつ、

「ありがたい」

という気持ちが自然とわいてくることにまた「ありがたい」と思えたりしました。

　ですが、こういう数日間の旅を終え翌日から会社に出勤となると、感覚を戻すのが大変で、どうしても若干浮世離れした感じになってしまうようです。

　神社で奉仕した後と同じ感覚です。切り替えがなかなかパッとできないのです。

　もっと要領よく切り替えできればいいのですが、私には少し難しいようです。