兼業神主のぼやき
よしの
なんでもない日
神主になるには資格がいる。
こういうと知らない人には「免許制かよ!?」とだいたい驚かれる。
大学で資格取得をするのが一般的かとは思うが、私の場合、神職だけで食べていけるわけではなく、父の跡を継いで村の神社の仕事ができればいいだけであったので、神道学科には行かず、幅広く学べる学科を選んだ。
そして夏休みを利用して、1か月ほどの神職養成講習会に参加して資格を取得した。
神職の家に生まれたので、もちろん身近にいつもあったのは神社ではある。
でも私は、寺も好きだし、教会も好きだ。
どうしても神社では少しだけ緊張してしまうため、お寺の方が落ち着く時もある。
祝詞をあげるし、お経や真言も唱える。
信仰に厳しい人には怒られてしまうかもしれないが。
そんなこんなで、お寺で写経をしてみる日。
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