卑弥呼様の日常

ラベンダー

第1話 卑弥呼様緊急事態!

「……さま…巫女様…卑弥呼様!」

この私を朝から起こすのはどこのどいつじゃ!

「うるさいぞ!」

「すみません!でも隣の国が戦の準備をしていると連絡が入りました!どうか神の力をおかしください!」

またこれだ、せっかくの休みだから昨日は夜更かしをして今日はゆっくり起きる予定だったのに、

「ほんとに、戦なんかバカなことやめて自分の国を少しでもよくする方法考えたら?まず戦すると何人死ぬと思ってるの?私だったらそんなバカみたいなことしないね!」

「あのぉー巫女様?どうかしました?まさか神がお怒りですか?戦負けますか?どうしよう引っ越しさっさっとすませよ、」

いやいやまず言わせてもらうけど、神とかまだ信じてるわけ?神がいたらとっくに幸せだわ、ていうか戦なんかしてないわ!みんな平等?笑わせてくれるね!平等なら誰も戦なんかしませーん!とか色々思うけどめんどいので「神は大丈夫よ!」

「ほんとですか!よかったです。占いの準備してきます」

あぁひとつ言うけど準備なんていみないよ!みんな私が神と話せるとか言ってるけど実際話してるの私の頭の中で脳内会議してるだけだから!

めんどー、てか占う必要ある?占いするなら外で昼寝したいんだけど、だけどそんなことを考えていると侍女の声が聞こえた。

「巫女様準備できました!どうぞおこしください!」

「わかった」

実は今までちゃんと占ったこと無いんですけど、てか巫女がする舞とか知りませんし、占いの間にいくといくつもの鏡や葉っぱが置かれていたそして白い服も。

 

さぁ卑弥呼様はこの緊急事態をどうやって回避するのでしょうか。

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