ひたすら「ありがとう」を言うと奇跡が起きるってほんと?

絶賛自分で実験中です。と言うのも2万5千回「ありがとう」を言うのは中々時間がかかるからです。ただ、奇跡は起きていませんが気分が良くなる気がします。


「なんじゃそりゃ」と言う方のために説明しますと、「ありがとう」という言葉を唱え続けていると、2万5千回に達した所で、涙が止まらなくなり、実際涙した後に気分がすっきりしたり、病気が治ったなど本当にありがとうを言いたくなる現実が起こったりするそうです。


はい、うさん臭く感じてきた方は手を挙げてください。私も最初はそう思い、実験する事すらしようとは思いませんでした。ただ自宅で一人で言う分には、ひと様に迷惑をかけるわけではない事と、言うだけでいいと言う手軽さがあった事もあり、実践していないのに批判をするのもなあと思い、ひとつ試してみようと思ったわけです。


本によると、ありがとうを言うポイントは3つです。

・声に出して言う事(心の中で唱えても効果は薄いらしい)

・気持ちはこめられていなくてもいい

・最低の数が2万5千回。そこが一つのヤマらしい。次が5万回。

とにかく、ありがとうの回数は多ければ多いほど良いそうです。


それで自宅にいる間試してはいますが、まだ習慣化していない為、唱える事そのものを忘れてしまう事が多いです。1日に1000回唱えれば良い方ですね。結果、回数は合計1万回にも届いていないと思います。


しかし、この段階で幾つか気づきがあったので報告します。


まず、「ありがとう」を唱える事はマインドフルネスの一つかもしれない、という事です。

実際やってみると分かりますが、「ありがとう」を唱えながらその数をカウントする、という二つの事を同時にすると、他の事は頭に入ってきません。と言うより雑念が湧いたら数を数えられません。

最近よく、「マインドフルネス」がもてはやされていますが、あれは呼吸に集中したり、座禅したりする事で、「過去を悔いたり呪ったり、まだ見ぬ未来を不安に感じたりして人は過去か未来にばかり意識を向け心が不安定になっている。意識の中心を、『今、この瞬間』を意識する事で心の平静を保とう」と言う事らしいんですね。瞑想の事を現代風にマインドフルネスと呼んでいるんだと思います。私も実際に試してみようとした事がありますが、難しくて挫折しました。

ですが、「ありがとう」を唱え(+カウントする)る事もマインドフルネスかもしれないと思うと、簡単にできるんですよ。実際に声を出し、(私の場合は正の字をメモに書いてカウントしています)手を動かす事で、現在に集中しようと頑張らなくても、勝手に「今、ここ」に集中できるのです。しかも雑念はほとんど入りません。マインドフルネスの練習をしている、と思って実践するのも一つの手かなと思います。



もう一つは、「ありがとう」の持つ言葉の力がすごい、と感じた事です。

ありがとうを唱える時に、無感情で良いとあったので、実際そうしています。イメージで言うとお経を唱えるという感じでしょうか(お経も本来ありがたい意味があると思うので無感情ではいけないのかもしれませんが、ここでは割愛)。ですが、ありがとうを唱え続けていると、本当に周りの物が「ありがたく」思えてくるんですよ。

例えば自室でありがとうを唱えると、最初は無感情に「ありがとうありがとうありが・・・」と唱えていきます。ですが、そのうち目に入る物、衣服やベッド、時計やティッシュに至るまで、「ありがとう→ここにいてくれてありがとう→自分のところに来てくれてありがたい」と、思考が変化してくるんです。危ないやつに思われれそうですが、これ、本当です。ぜひ試してみてください。

そうすると、何が良いかって、「いやここにあって当たり前でしょう。自分で汗水たらして働いて得たお金で買ったものなんだから」という思考が、その時だけでも変わるんです。

「自分の金で買ったんだからあって当たり前だろう」が、「いやー、こんな便利なものが自分の所にあってくれて有難い」に代わり、そのうち「平々凡々な日常だ。つまんねぇな」が、「平々凡々と言うことは、とりあえず自分は重い病気怪我はないって事だ。世の中平和って事だ。ありがたい」という思いに、ふと気づく時があるんです。本当に。

この、当たり前にある平々凡々な事を、「幸せに感じられる」能力ってすぐ忘れられてしまうものだと思うんです。だからこそ大切なんじゃないかと思います。この能力があると何が良いかって、人より幸せを実感できる力が強いって事です。この力が強いと、どんなに大変な状況にあってもその中からささやかなうれしい事を見つけて幸せに生きていけるのではないかと思います。


と言うわけで、今回は全然達成できていないのですが、実施途中で意外にも良いことがいくつか見つかったので報告しました。

2万5千回達成した時にはまた追記で報告したいと思いますのでお楽しみに。


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