やり直しピッチャー

「ピッチャー幸村初球を投げる」


「藤本打ったー」


「しかし、レフト遠山の正面」


「アンラッキーでした


 打った強烈な打球はレフト遠山正面でした」




「打撃好調の藤本、運がありません」




「ラッキーだったのは、またこの男、幸村大助」




「最速球速 125km、決め球はなし


 身長165cm、80kg」




「どうして、この男が抑えれるんだ」





幸村大助には、秘密があった





実はこの男は、時間を戻せる能力があった





藤本に投じた初球は全部で、4度


最初の3度は、すべてホームランであった


3度、時間をやり直し


4度めで打ち損じのレフトライナーになった






幸村大助はこの力で、プロ野球界をしぶとく生き残っている

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