異世界ファンタジーは「ロマン主義」か。
romanticism(広辞苑より)
①フランス大革命後19世紀初めにヨーロッパに展開された文学上・芸術上の思潮。
ブルジョアの俗物性の支配する社会に反抗して、異郷や過去にユートピアを求め、個性・空想・形式の自由を強調した。
②夢や空想の世界にあこがれ、現実を逃避し、甘い情緒や感傷を好む傾向。
辞書・事典をいろいろと調べ、広辞苑のものがいちばんわかりやすかったが、それでもいまいちピンとこない。
昔からイメージのわきにくい言葉であったが、次の文章でようやく把握できた。
『ロマン主義とは、時空間的に遠方にあるものを「本来の自分の居場所」として憧憬し、あるいはその喪失を嘆くことによって現状からの逃避をはかる態度だ』(貫成人「哲学マップ」/ちくま新書 №1428/2817)
続けて貫さんは『現状逃避を望む人々に、逃避先が仮構か現実かという違いは意味をもたない』と書いている。
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