譏嫌
①
②[日本語特有]日常の心の状況
本義から日本で派生した「日常の心の状況」という字義と譏嫌という表記の乖離を解消するため、機嫌と書かれるようになったようで(解消されていないが)、そちらのほうが一般的になり、(無定見に)語義が増えた。
機嫌
①人が嫌うこと。また、それをうかがい知ること
②気持ち。気分(がよいこと)
③他人の思惑・安否
④時機
譏嫌が日本において「日常の心の状況」を意味するようになった理屈は、その語源をたどれば理解はできる。
しかし、譏嫌(および機嫌)から「日常の心の状況」をイメージするのは困難である(「日常の心の状況」から派生した諸義になるとなおさら)。
目にするたびにひっかかり、機嫌の悪くなる成語だが、他に代えがたく使わざるを得ない(だからこそ日本語として定着した)。
ここの文章ではよくする話だが、その漢字の持つ原義・イメージから外れた日本独特の意味・用法は生理的に受け入れづらい。
参照:漢字源、新漢語林
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます