面白く思えば、面白くなるだろう
シンエンさま
面白く思えば、面白くなるだろう
なんか、つまらない。
あの長引く詩と
読みづらい漢字だらけの作品、
見ただけで腹が立つ。
なんか、吐き気がする。
こんなものでランキングに
値するもんかと思うほどに
心がイライラと。
何なのか、この世界は。
僕の価値観に合わないな。
この世の皆は馬鹿だな。
と思ってしまうのだが。
ゴミ、ゴミ、ゴミと
呟き続けていく。
聞えるやつも
聞こえないやつも
聞かせているわけじゃないんだ。
何なの、この世界は?
どうしたの、皆の頭は?
気づかないの、人の存在を?
あっ、そう?
痛かったね。
傷ついたね。
言われる事も、
批判された事も、
何かわかる。
と思うほどに、
目線が上に行ってしまう。
よっしと、書こうぜ。
他人よりもいい作品を、
この世にない作品を、
僕だけが作れる作品を、
初めて赤ちゃんが
腹から生まれるかのような
快感を以て、痛みも以て、
書こうじゃないか、
苦痛の涙に塗れた作品を。
そんな自己満足に、浸った。
そんな自己満足に、好きな物だけ読むように、
僕は失敗人間になった。
届けてみたんだ。
届かなかったんだ。
なぜって?僕もゴミしか書けなかったから。
言おうとしたんだ。
理解してもらえなかったんだ。
なぜって?僕はまだゴミのままだから。
理解させようとしたんだ。
怒られたんだ。
なぜって?作品でない僕がクズだったからだ。
あっ、そう?
だからか。
クズだったから、
僕は認めてもらえなかったんだ。
おい、おい、
クズだっていい。
ゴミだっていい。
気づいたらいい。
それこそ、成長じゃないか。
クズだっていう、
人の物の美しさに気付かない目ってこと。
ゴミだっていう、
人の美しさに気が遠い酔っぱらった
自分のこと。
だから、
分かるよ。
面白いというのも、
要約分かったんだ。
目上の目線から
身は下がる。
目上の語り口から、
口は慎む。
相棒だぜ。
作者だって、
読者だって、
共に成長する人間だぜ。
だから、
分かるよ。
面白いというのも、
心がそう思えば、
そうであることが。
例えば、恋愛小説に読みづらい漢字の多さに、
気が遠くなりそうな雰囲気だが、
面白い心を持つ人間には、
こういう物が初の出会いと思い、
ミステリー恋愛小説になるんじゃないか。
例えば、変な文法で書かれた異世界作品なら、
パズルを解けるような、
面白い小説になるのではないか。
本当に面白い物は、
面白い心を持つ人間にしか
見る事のできない物だ。
そんな遊び心で、
物を読む読者に、
僕はなりたい。
そして、
誰かに書かれた物の
見たことない面白さに
僕は
これから、
もっと気づいていきたいんだ。
面白く思えば、面白くなるだろう シンエンさま @shinennsama
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