オマケ第8回 馬車について

 はっぷーぱっぷーぱらりこぷー!


 さあさあ本編が始まって最初のあたし登場っ!

 みんな待っててくれたよね? ねっ!?

 さあ喜ぶがいいいいいっ!!


 ってなワケで、お決まり文句をば。


 知らなくても問題ない、むしろ知ったからってなんになる? な自己満足的蛇足閑話、『誰得ナニナゼうんちくコーナー』の時間だよーっ!


 またえっちい話だったらどうしようかと思ったけど、今度こそまともなお話ができそうっ!

 今回お題は、馬車!

 実は一口に馬車といっても色々あるから、本編に登場した乗合馬車に絞って現実世界のモノと比べながら解説しちゃうぞっ!



 乗合馬車とは、一言でいえば現代のバス!

 決められた時間に定められたルートを走って駅ごとにお客さんを乗り降りさせるものなんだよ~。

 現実では17世紀中盤にパリで初めて生まれたんだけど、辻馬車っていういわゆるタクシーとの競合だとかいろいろあって、一旦は廃れちゃったんだって。

 でも19世紀に入ると再び流行り出してどんどん膨らんでいく人口と都市を支え続けたんだ。

 ちなみに搭乗人数は特に決まってなくて、少なくて8人ぐらい、多いと20人以上乗せられるものもあったみたい。馬の種類と数、そして牽く車によるんだ。


 ではでは、この作品における乗合馬車はどげんなもんじゃいというと、現実とほぼ同じです。のちほど本編で出てくると思うから待っててね!

 まっよーするにだ、バリザードでは今後の発展を見込んで今のうちから人と物の流れをスムーズにするための大量輸送手段を導入したってワケなんだよ。


 乗合馬車の他にもさっき挙げたタクシーの辻馬車や主に小さい荷物を届けるための郵便馬車、そして物資の輸送手段としての荷役馬車なんかが現実にはあったんだけど、作品世界でもこれらは活躍してるよ!

 辻馬車はさすがに町の規模によるけど、郵便馬車がないと手紙のやりとりすらできないし、商人なんかが町から町へと交易するためには荷役馬車がないと商品が運べないからね。

 そして郵便馬車と荷役馬車には護衛がついてるのがフツーです。

 所属ギルドから専任のガードマンをつけてもらえればそうするし、でもだいたいそういう人って人数が少ないから冒険者を雇って移動することが多いんだ。


 あとは、そうだな~……

 どうせだし、馬や車の種類についても語っとくか!


 この作品世界において、背に乗ったり車を牽いたりできる動物は馬や牛に限らず、中にはモンスターを手懐ける人もいるんだけどそれはこのさい置いといて、馬は大きく分けると四種類!

 軽種、中間種、重種、小型種。

 軽種ってのはだいたいが乗馬で、平和な国だと競走馬としても使われてるよ。これは現実と同じだね!

 次に重種。こいつはとにかくデカくて頑丈で力持ち! その代わり速度は軽種に劣るんだけど、重装備の騎士の乗馬だったり農作業に使われたりと、重い物を移動させるにはもってこい。だからこの作品の馬車馬はだいたいが重種なんだ。

 そんでもって中間種は軽種と重種の中間の用途の広いタイプで、小型種っていうのは現実でいうポニーとかだね。早い話が、その他。


 それでは最後に、車の種類!

 現実世界だともういろいろありすぎて面倒なのでこの作品ではシンプルに三種類、箱馬車、軽馬車、荷馬車にまとめちゃいました!

 箱馬車っていうのは壁も屋根も扉もついてる一番豪華な作りの物で、現実だと貴族が乗ってるやつっていえばわかりやすいかな?

 だけどこの作品では装飾性を排したシンプルで大きな箱馬車なんかが乗合馬車でも使われてるよ。

 次の軽馬車は、箱馬車をランクダウンさせたもので扉をつけず屋根も木じゃなくて幌のタイプ。大都市以外はこれが普通の乗合馬車のカタチだと思ってて問題ないよ!

 そんで最後に荷馬車。これはもうただの荷車で、人を乗せるような作りはしていません。ようは荷役馬車用の車ってことで、これを使うのは商人や農家ぐらいだね。

 だけどお金を払えば乗っけてくれることもあるし、人によってはそれで稼いでることもあるから、田舎のほうではけっこう見かけるっていう設定だよ!



 パパパっと説明したけど、どんなモンでしょ?

 馬って便利な移動・輸送手段のように思えるけど、実はすんごい面倒な生き物でね。だって一頭当たり一日で10kg以上のご飯食べるし水はその倍ぐらい飲むし、生き物だから当然疲れたり病気にかかったり怪我したりするし、馬具のメンテナンスもあるしで、ほんっっっとぉ~~~に手間がかかるの!

 作者の別作品「実践式魔法講座とそれに伴う考古学的冒険録」にも馬について書かれてるから興味のある人は是非見てね!


 さて、宣伝ノルマも果たしたことだし、今回はこのへんにしとこかなっ!

 お相手は! いい加減本編に出せやこの野郎! と怒り心頭中の読者のアイドル、ピリムちゃんでした~っ!


 ばいばいび~!

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