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でも身代わりは誰もいいというわけではない。



僕は、その身代わりを探した。



ちょうど近くに、村があった。



リヌクと出会った村だよ。



猫のリルは、その身代わりになるものを正確に見抜くことができたけど、あの村には身代わりにできそうな人間は一人もいなかった。



あの村は、死の風から身を守るための魔よけの材料となる木があった。



僕がリヌクからもらった魔除けの砂袋に混ざっている材料だよ。



その木のおかげで、村人たちは石にならずにすんでいたんだ。




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