造影機

鷹枕可

第1話 造影機

鋭角の影

前衛美術-絶間なき閾と閾を

跨ぐ

その人体果実

水の窪と

土、或は敷かれた草樹の丘を奔る

舞踏樹の普遍的な、

弓式建築橋梁を亙る

蒼褪める群集の扁桃種、履跡

遠くを

燦々と滲む

駅舎の指摘標式を

膀胱燈がミルクの総花灯へと流す、

驟雨と決壊

壕の縁堰、

精緻惑乱の精神像を留めず

曇壜を人工庭園の翳を翳翼人が裂疵の様に

婦像竈の書を

人物像の影像は

槿花樹の薄緑を呈する死

そして

バルバラの壮麗幽闇鏡を

辺縁額縁視野として

壮麗嬰児鏡に移す

存在的な

余りに

幽霊証明論的な、

降霊実験を

充足とでも呼ぶべく懸鐘髄の翻蛾灯に

飛翔そして

飛躍しては

近代機械航空博物展に

繋る機銃は、

モダニズム邸宅へ

記念館へ、唾の拍車を一蹴しては

多翼機械磔刑の報酬、

葛藤花蘂断章を

馨る散逸を

世界像-虜囚への花言葉に、

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造影機 鷹枕可 @takuramakan

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