【創作論】君も哲学者《ソクラテス》になろう

自分がここに存在する事実は物事の真髄よりも先になる

　なんと二部構成です！

　さて、存在価値は周りの反応に依存し勝ちな内容ですが、哲学において、ある論理的な考え方で人間の存在価値を表した議題があります。

　しかも自分自身でも行着く存在価値の表し方です。

　それは……

「実存主義」

　です。

　私はレゾンデートルよりも、こっちの方を知っておりました。これは人間の存在に関して説明した一つの考え方です。

　まず、実存主義を一言で表した一文があるのでご紹介を。

　実存は本質に先立つ

　これが、実存主義を代表する言葉です。単語の意味から入っていきましょうか。

　まず「実存」とは、

「俺は……ここにいる!!」

　を表したものです。つまり今ここに自分が存在しているという事実を表しています。

　次に「本質」とは、物事の真髄です。その物に対する本当の理念を表しています。

　更に「先立つ」は、単純に先になるという意味です。これは説明しなくて良いか。

　それでは、お互いを繋げて考えてみましょう。

　「実存」は「本質」に「先立つ」

　　　　　　　↓

　「自分がここに存在する事実」は「物事の真髄」よりも「先になる」

　つまりこういうことです。

　人間っていうのは、フィクションのキャラクタみたいに目的や使命を持っては産まれてきません。

　善人なのか悪人なのかも決まっていません。

　父と母の愛によって偶然産まれてきてしまったのです。

　あえて言うなら人間というのは産まれて来た瞬間は完全な自由であり、そこから自分のやりたいことを見つけ、自分の目的に向かって選択し、自分への価値に向かって進んでいく。

　という順序があると言った考え方です。

　自分という存在は、そもそも何者にも縛られていない。

　それが前提だとして、それでも我々はこのカクヨムに登録しているのなら、ここに価値があると思ったからではないでしょうか。

　自分がこのサイトで活動していることに価値があると思ったからではないしょうか。

　簡単に言ってしまうと「参加することに意義がある！」って訳ですよ！

　いつの間にか、自分の存在価値を自分自身で作り出しているのではって感じです。

　と、あくまで価値を引き出す一つの方法なので、皆さんは様々な自分の価値を抱いて生きて行けば良いと思います。

　もし、自分の価値を見失ったらちょっとでも参考になったらなーと思います。

　本当に辛くなったら精神科に行こう！

　それでは本題の小説ネタを話そうかと思います。

　たぶん何ですげ、結構「存在価値」事態が主題になったりすることが多いのではないかと思います。

　一番一般紙で出回る問題は「イジメ問題」「人種差別問題」など、現代や異世界でも使える汎用性を兼ね備えいると思います。

　じゃあ簡単に例を作りましょう。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

(例えば)

　女子高生の主人公。

　いじめられている同じクラスの女の子とひょんなことで仲良くなる。

　次第イジメの矛先が自分にも向き始め、その女の子についてと自分について考えていく。

　そして、主人公はあることを決意する。それは……

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

　結末は後で考えるとして、よくありそうながら結構面白そうに作れますね。

　やはり、我々の身近な議題なので迫真に迫れるのかもしれません。

　さあ、これにて「レゾンデートル」と「実存主義」のお話は終わりです。

　次は何を紹介しようかなー？

　まだまだこのシリーズは続くんじゃよ。