第2話 架空生物
食べられないために病原菌と共生しそのことを表示する警戒色のごとく醜悪な外観をした生き物
おじいちゃんに天然の血の海に連れて行ってもらったんだけどもぐったら自分の赤血球も野生化してしまって大変だった
おぎゃあおぎゃあの由来はコウモリの鳴き声だと言われている
蓋を取る。しめる。蓋を取るしめる。蓋を――気づいているのだろうか、目障りな反復運動はどんどん激しくなっており、無意識に複雑性を増大させているようだ。
まるで遠い昔に退化した古い本能が、再び蘇るように。
テテテテ テテテテ
テテテテテテテテー
神社が分社したあと、口伝を繰り返すことによりもとの神社の話と整合性がつかなくなって神が分裂、このようにして神々は生殖するのだ。口伝木。次回: 神、進化する
食べられないようにするため捕食者の動物たちが致命的な感染症になったときの姿に擬態した生物っているのだろうか(グロそう)
むかし存在した致命的な感染症の斑点を繰り返し見せるとすべてが”それ”に見えて発狂する
ゾロアスター教や王族が近親相姦を奨励しているのは遺伝子を固定するため
巨大な生物の中に我々は住んでいる
だから環境自体が進化の産物である
この世界の人々は環境の出来事に一々意味を見出す
なぜなら意味があるから
星は生物の臓器
占星術は巨大生物の体調を把握する医術の一分野
巨大生物と我々は共生し、通信し、協調し、ときに対立する
その巨大生物からの通信を読み解く術はある程度進化の産物であるが、後天的にも習得される
その通信を読み解く術も占星術の派生分野とされた。
環境にぼつぼつが現れるのは宿主の病気
不満を読み取る
住人は、直感的には環境が生物であることに気づいていたが、体系的に知られるようになったのは占星術師たちの業績による
自然の不満や抑圧を探求するのが医学、自然の意図や予定・警告を探求するのが占星術、自然の目的を探求するのが目的論
核廃棄物のような長期の危機を伝えるために宗教団体が作られる
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