「因業の蔭」

煩先生

 

散文は完治し

胆に侵攻する

静謐な警笛が

空理を縋って


保育した虎は

諦観で偏差し

悲劇の沈没に

炭酸水を孕む


間奏は砕破し

舌に近接する

敬虔な精彩が

睡魔を配って


投棄した星は

変則で提喩し

知性の貧困に

排煙口を叩く

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「因業の蔭」 煩先生 @wazurai

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