「渇く眷属」

煩先生

 

甘い伏線で

秘密の泉が

裡を繁忙し

法式は踊る


詩の虎穴は

敬虔な住処

淋しい杭が

回想を迫る


深い暗数で

息吹の光が

灰を運算し

音律は熱る


個の死生は

枢要な権利

苦しい幸が

聖典を齧る

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

「渇く眷属」 煩先生 @wazurai

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ