「肉の住処」

煩先生

 

沈黙の肺が

深く透析し

痛切な骨は

否認に頼る


雨の荒野で

禍災が踊る

一途な記憶

嶮しき欝悶


反問の膣が

遠く吻合し

方正な月は

多欲に浸る


恋の哀史で

重荷が還る

気永な遺恨

嬉しき欠落

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「肉の住処」 煩先生 @wazurai

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