黄昏

深夜に薄暮の時を思った

鮮やかに世界が輝く黄昏

暁よりも華やかに煌めく


日没し夜は人を支配する

殺人事件や盗みや喧嘩が

蠢く夜の繁華街の路地裏


たそがれる君の眼差しで

黄昏時に思い浮かべたよ

栄枯盛衰な1日の反復を


茜に黄金の光が差したら

もう僕が倒れているのが

わかるのかなと空を仰ぐ


君に出会ったのは暁時で

君と笑ったのは黄昏時で

丑三つ時に僕は息絶えた


黄昏を思い浮かべてから

たった4時間の後のこと

僕はいつ見つかるだろう

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