優しい君へ、苦痛の試練を加えよう

金も、家も

車も、沢山の物も、

沢山持ってるね。


優しいね、誰にも手渡す君の、

心の広いプレゼント。


苦痛の人に手を差し伸べ、

優しい言葉で言っている君は、

優しいね。


その優しさは喜ばしい、

その優しさは旨いし、

飯のように味があって、

光のように輝いている。


だが、

考えようじゃないか。


それでいいのか。

優しいだけでいいのか。

もっとあるんじゃないか。

何か欠けているんじゃないか。


そうだ。

苦痛の中で優しく居ることだ。


金も、家も、

服も、車も、

仕事も、財産も、

全て失ったところ、

優しくいるのが

大変だろう。


人に傷つけられても

優しいままでいるのは、

大変だろう。


人に奪われて、

敵に自分を捧げようとするのは、

大変だろう。


だが、

僕はそのままだ。

そのままでいたいんだ。


全てを失うのが怖い。

全てを失うと優しくない。

そんな人に、僕はなりたくない。


全てを失うのを怖がらず、

全てを失っても優しいままでいる、

そんな人に僕は、なりたい。


優しい君も、

そうなりたくないのか?

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