シンエンさま詩シリーズ纏め

シンエンさま

ちっぽけな腕で、大きい世界を揺らす

体をゆさゆさ揺らしながら、

大軍の内で大進行。


なんか悲しいんだ、

色々失ってしまう事が。

なんか寂しいんだ、

こんな時期に人が滅多にいない事が。


あの頃、皆と笑い合い、

詩の共感点で繋ぎ合う、

作品で意見をぶつけ合い、

どうも楽しかった。


僕は自らを捨てなけりゃ、

僕を嫌うものが多くなる。

それに気づいたのは、

僕の頑固さからだ。


ボールを手に取り、

右と左手の間で遊びながら、

僕はスポーツをやる暇な時に

皆のことを思い浮かべた。


もっと何かができるんじゃないか。

詩の綺麗さだけじゃなく、

詩の内容が誰かのためになるもの、

それを作品で表現できるんじゃないか。


それに困っていると感じた僕は、

寂しく思った事を、

寂しい人のために、

寂しい人の声音こころを

寂しくない人に届けるんじゃないか。


些細なこの腕で、

ガタガタとキーを打ち鳴らし、

僕だけの詩を紡ぎあげ、

僕と同じ逆境にいる者のために

詩を書くと決めたんだ。


それだけが僕にとっての、

作品作りの使命なんだ。

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