無限に回る最強の輪に、力を

シンエンさま

無限に回る最強の輪に、力を

創作の輪が回る。

頭の回転という。

何かが妙だった。

何かが恐ろしかった。

何かが閃いた。

何かが感情を抑えた。


過剰なる糖分を入れよう。

こっちの頭がすっかりするよりも、

興奮になっちゃって、

感情の爆弾に

僕は変わる。


過剰なる塩を入れよう。

こっちの血管が痛くなるまでの分と

こっちの呼吸が心臓病になりそうな

肺の働きづらさに

僕はなる。


過剰なるスパイスを入れよう。

こっちが喉を嗄らすことで、

興奮しちゃったって胃が痛むほど、

健康でなくなるように、

僕は悩む。


過剰なる水を入れよう。

こっちのシステムには軽さだけが残る、

なぜか目も少々ぼんやりするぐらいに、

頭がからっぽになりそうで目も眩み、

僕は考えなくなる。


そんな回らない一方だけの

極端な生活に生き慣れる僕が悪かろう。

好きだったんだ。

美味しかったんだ。


肉がすきだから、肉だけを食べて言っていい

とは限らないのさ。

野菜も食え。

野菜が好きだから、肉を捨ててもいいと思うのは、

肝にくるよ。

肉も食え。


綺麗な文学が好きだから、醜いやつが読めなくなるとか、

そういうの欠点じゃないか。

綺麗なやつだけが書ける人に、

醜いものが書けないのも、

欠点にも、時には見える。


完璧主義の極端に生きると、

間違いを受け入れなくなるんじゃないか。

健康そうにみえる野菜だけ食べると、

肉の食感を忘れて能力を失ったんじゃないか。


創作の輪が回る。

頭の回転という。

何かがなくなった

何かが欲しかった。

何かが痛かった

何かが目を遮った。


もしかして、

それがあれだ。


慣れた自分の心地よさから出る事が怖いから、

そこから逃げ続けて、上だけ行ってしまう。


例えるなら、

「俳句」だけの形に従うことしかできない

誰かさんのことなら、

このような雑でも読みやすく

このような雑でも綺麗に書ける

作品を書く事ができなくなる。


なぜなら、

「俳句」こそ詩だと思っちゃうよね。

制限したよね、頭が固くなったよね。


それでも、

実績もなく「俳句」に夢中になって、

それが「理想」だと思い込む。


自己満足程度なのさ、

未来に痛く刺さるような。


だがいい。


専門家でいるつもりなら

専門家のままでいい。

専門家は否定の口ぶりは全くしないから。


偽の専門家にさえならなきゃ、

それがよかろう。

偽の専門家は慣れない物を否定する。

それが悪かろう。


創作の輪が回る。

頭の回転という。

誰かが落ちたんだ。

誰かが助けてほしかったんだ。

誰かが見えなくなったんだ。

誰かが目を直したかったんだ。


棘に刺さったんだ。

回る輪に乗った君は落ちたんだ。

慣れてないから、そのペースに。

慣れてないから、その回り方に。


だが

成長して、

慣れてないから、

新しいペースにもなれて。

なれて、なれて、慣れこんで。

速いペースになれたら、

遅いペースを忘れれなっていってんだ。



痛んで、頭の回転の輪に乗る君は

何度も落ちるが、

心配しないで、

僕がいる。


輪の支配者さくしゃである君に

輪完全操作能力りきさくを身につけさせるためだけに、

僕は生まれたんだ。

なにせ、

僕は、

あいなんだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

無限に回る最強の輪に、力を シンエンさま @shinennsama

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る