第21話 カップ焼きそばの攻防戦で日が昇る

 ここは我が家。


 まあ、暮らして長いのでいろいろ夫婦喧嘩しますが、他人から見ると微笑ましいようです。

 こっちは怒っているのだが(`Δ´)


 あれは確か、ロシアW杯中のこと。

 風邪ひきなのもあって、飲み会中の旦那君の帰りを待たずにナイジェリア対アイスランド戦(キックオフ〇時)を前半だけ観て寝たワタシ。

 このことから、旦那君が帰ってきたのがそれ以降(午前一時以降)と推測できます。


 ~朝八時~

 ふぁ~。朝だ。旦那君は遅かったのね、いびきかいてるや。まあ、寝かせてあげよう。さて、朝ごはんの支度と。

 ……ん? この時期には使わないヤカンがガスコンロに置いてある。シンクには麺のかけらが散っている。

 ま、まさか(ーー;)


「こぉらぁ!旦那ぁ!!!」


「ん~( ==)」

「あれほど言ったのに食べたわね!『ペヤング超超超大盛GIGAMAX』(二千百四十二カロリー)の空箱がゴミ箱にあったわよ!!!」

「あ、バレた?」


 あうう、メタボだからダメ!と厳禁していたのに寝ている間にやられた(´д`|||)


 当然の如く朝ごはんタイムは尋問の席と化しました。


「なぜ厳禁としたのに食べたの(*`Д´)」

「いやあ、誘惑にかられた」

「その体型(例えるならばドラえもん)なんとかしたいのでしょ(*`Д´)」

「そうなんだけど。あ、体重測ってないや」(ここで一旦退席、体重を測ってくる)

「さて、記録して、ダイエットサプリ飲むか」

「……(*`Д´)」

「な、何? 怒っている?」

「あのさあ、ダイエットのために体重を記録して、サプリ飲んでいてもさ、それを灰塵に帰す真似をするなんて、それなんてギャグ(*`Д´)」

「ぐうの音も出ない(;・∀・)」


 怒りながらも朝ごはんタイムは進みます。


「ほら、旦那君、朝ごはん食べなさい」

「いらない。胃薬ちょうだい」

「まったくもう。深夜にあんな油っこいの食べれば当然でしょ((( ̄へ ̄井)あと、ワタシは風邪治らないから、朝ごはんを食べたら医者へ行ってくるね。」

「ゆうさんは風邪ばっかり引くねえ。弱いよな┐(´~`;)┌」

「飲み会で散々飲んで、カロリー過剰摂取したあとに、ペヤングGIGAMAX食べたメタボな奴に言われたかねえよ(*`Д´)」

「う……(;・∀・)」

「風邪なら一時的だが、生活習慣病は一生モンの不自由だ。一発で死ぬとは限んないよ? 」

「そ、その通りです(;・∀・)」



 しかし、その後も「酔っ払ってたからなあ。健常モードなら胃もたれせずにイケたよなあ。」としきりに言ってたため、再犯阻止に大変でした。

 今はGIGAMAX売ってないけど、まるか食品さん、再販しませんように。



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