第7話 バカな職場で日が暮れる~完全犯罪?目論む編~

(名前はもちろん仮名です。あと、過去の回想なのでB出張所とは舞台が違います)


 ココは某役所A出張所。今日も元気にお仕事です。

 役所なのでハンコは必須、回覧を読んだ時もハンコを押します。


イチガヤさん「シバムラさんのハンコが単なるオレンジの丸になってますけど?」


シバムラさん「ああ、朱の油を入れすぎて滲んでしまって。わざとじゃないですよ」


ワタシ「どれどれ…ぶぶっ本当だ。見事な丸だ。あっはっはO(≧∇≦)O」


イチガヤさん「達見さん、笑いすぎ」


シバムラさん「わ、わざとじゃないのに(´;ω;`)」


ワタシ「ふむ、わざとではないのならこれは印影を台無しにする“朱肉テロ”ですね(°▽°)」


シバムラさん「そんなこと言うと、役所内の朱肉を全部に朱の油を注ぎまくってホントに朱肉テロにしますよ(`Δ´)」


ワタシ「そうして役所内の押印がエライことに。朱肉テロ恐るべし」


イチガヤさん「でも、朝の防犯カメラに写るから犯人バレバレですよ」


ワタシ「そして『シバムラさんが壊れた』と噂されると。うーむ、ならば『役所内のホチキスの針を全部抜く』も役所テロになりますかね( ̄~ ̄;)」


イチガヤさん「それもなんかショボい」


シバムラさん「それは気づかれずに針を補充して終わりでは?」


ワタシ「いえ、誰か必ず横着して隣のホチキスを借ります。それもスカだと気づいて、初めて役所内の全ホチキスの針抜きが発覚するのです(・∀・)ノ」


イチガヤさん「でも、それをやるのは難しいですね。防犯カメラが起動しない時間帯は朝の庁舎開け当番しかない。しかもここは二人体制だからもう一人も共犯になってもらう必要あるし」


ワタシ「ムムム、難しいですね。ホチキス針テロも(ーー;)」


ミネギシ係長「…そろそろ仕事してね(´Д`)」


 ……ココは某役所A出張所。ち、ちゃんと仕事してますよ。これを見て公務員叩きしないでくださいヽ(д`ヽ彡ノ´д)ノ

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