侵略してイイノ?4話 総力戦
総力戦
神奈ちゃんは戦車を蘇らせ(魂で形作って)サターンさんはゴーレムを作り応戦、自身たちも銃器や格闘術で戦っているあたしも、
「どんどん行くよ~!」
と言いながら、あたしの力で浮いている大量の弓に、矢を出現させそれを発射する。敵の数は減っていく、しかし、異変は唐突に訪れた。目の前に大きな手が現れて、あたしは地面に向かって叩かれた。あたしは結界を張り、何とか衝撃を吸収、しかし地面と手の間に閉じ込められた。
「……代美! 戦車小隊、文月隊は代美を助けに行け! こっちもお客か……」
メインコンピューターががクラッキングされている。まだファイアーウォールで防げているのだがそれを少し気になる攻撃方法の為、ログインをして、対抗を開始しようとした。キーをタイピング、ログイン成功。しかし、違う場所からのログインを検出。マズイ! そう感じた私は、まずはそのログインを拒否して、その後、メインコンピューターを自分だけにつなげ、他から切り離し、、それ以外のログインを許可しないように設定した。
「……ふう、あ、そうか、戦車が動かせない。サターン悪いが、ゴーレムを代美救出に一部隊割いてくれ」
「ああ、分かった」
我は了承すると、巨人の手の下からゴーレムの手を出して、その巨人の手を圧倒する。そして中高く持ち上げた巨人の手、その元には少女がいた。しかしその少女は巨大化を開始して、
「これはまずいな。腕の空洞化開始、いや、ワームホールだな。空間連結!」
近くに、土の輪を作り、そこと手にワームホールを連結。そこからコロコロと結界を張っている代美がガチャガチャのカプセルのようにコロコロと出てきた。
「助かったよ~」
と結界を解く。そして我と逆方向に向きいきなり矢を放った。すると空中で砲弾に当たり、その場で爆発。そしてその砲弾が飛んできた方向を見ると、
「リンの砲撃を無効化しましたか大したものです。ですが、我らセクステットに勝てる道理はありません」
と戦車に手を付けている少女が大声で叫んでいる。
「あれ、あたしたちの戦車だよね~」
と言う言葉にそこに来た神奈が、
「……ああ、あの戦車は先ほどリンクを切り離している。悪いがあの戦車解体してくれないか?」
と代美に言う。
「うん、わかったよ~」
その言葉と共に、周りの戦車は一瞬にして消えた。リンと名乗った少女が乗り込もうとしていた戦車も消え、尻餅をついていた。
「……悪いが一時撤退をしたい。そうしないと、戦車や攻撃機、軍艦が使えない」
「そうだね~あたしもボロボロだよ~」
「ならば、珠樹、皐文に伝えなくてはな」
そう言うと、代美が何かいつもと違う矢を番え、空に向けて射た。それは赤い色の光を放ちそして消えた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます