戦ってイイノ?13話 内部破壊
内部破壊
「結構うろうろしてるね、骸骨」
排気口から侵入して、進行しているが、ばれていない。所々に爆弾を置き、そろそろ一周だ。
「おし、これで全部だね。じゃあバイバイネズミさん。次のネズミさんもよくやってくれているでしょう。ってね」
僕は自室から、代美ちゃんが折って置いてくれたネズミの折り紙を紙飛行機に乗せ、すべての船に乗船させて、そのネズミ達を自動で動くように命令を出し、爆弾を設置、すべてのネズミが置き終わるのをネズミ背中に乗せたカメラで確認して、起爆。すべての船が沈んだのを外に出て目視で確認、
「こちら皐文、作戦完了だよ」
『……ありがとう、続いてお願いしたい事があるのだが、いいか?』
「うん、いいよ。どんな内容だい?」
『……簡単に言うと、侵入者の捜索だ、見つけ次第倒してくれて構わない』
「うん、分かったよ。でも、それって人じゃないよね?」
『……おそらく奴の分身だ。気にすることはない』
「分かった」
船の内部に入り、動力室に向かう。そこにはやはり人影があり、後ろから忍びより、首を斬る。すると、その人は消えてしまい、私はその部屋には誰もいないことを確認すると、次の弾薬庫に向かった。そこにも人影があり、実験のために、脇腹を刺してみたが、それでも消えた。
『……皐文お疲れ。反応は消えた。修理は私がやる』
「ん、わかったよ。後、今わかったんだけど、ピコのコピーは、ダメージ受けた時点で消えちゃうみたいだね」
『……なるほどな、なら、広範囲を低ダメージで攻撃する物があればすぐ倒せるわけか」
「あとさ神奈、さっきの物言いから考えるにさ、侵入者が船内のどこにいるか、分かってたよね?」
『……ばれたか、けど傍受の可能性を考えて言わなかっただけだから気にしないでくれると助かる』
「なるほど、それなら了解だよ」
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