倒してイイノ?2話 ビーチフラッグ
ビーチフラッグ
「位置について、よ~い、ドン!!」
私と、詩織ちゃん、皐文ちゃんが、代美ちゃんの合図で走り出す。砂に足をとられて、うまく走れない。しかし隣で、普通に走っている、詩織ちゃんがいた。
「空間を蹴ることによって、普通に走るのを可能にしました。どうですか? お二人には不可能でしょう?」
「確かに僕たちには無理だけど、こうするとどうなるかな?」
そう言うと、皐文ちゃんの忍び刀が少し光り、直後、詩織ちゃんはこけた。
「な、なるほど、魔力吸収ですか……」
そして皐文ちゃんはさらに加速、どんどん離れていく。なら……、
「筋力強化で!!」
私は筋力強化を行って、スピードを上げようとしたが、思いっきり砂を蹴ると、こけた。
「やった一番だよ!」
そんなことしていたら、一位はやっぱり皐文ちゃんだった。そして皐文ちゃんがこちらに手を伸ばして、
「珠樹、思いっきり地面蹴るのはいいけどさ、後ろに蹴ったから、こけたんだよ。それにほら」
と言うと後ろを指さすと、そこには砂をたっぷりかかった、詩織ちゃんが倒れていた。
「ご、ごめん」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます