初恋

初めて会った時から、だなんてあるとは思わなかった

きれい、かわいい、いとしい、大好き

目が離せない、なんてことあるとは思わなかった

もやもや、嫉妬、ぐらつき、暗転

傷つけないようにと気をつけるようになるとは思わなかった

会話、合いの手、笑い、仕草


白のレースで飾りたいよ

まるで絵画の女神のように

その掌をとりたいよ

まるで絵本の王子のように


永遠を誓うだなんて

永遠を望むだなんて

奇跡を願うだなんて

らしくもなく

愛しているだなんて

知ってしまうなんて

きっと僕は幸せ者なんだろう

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