サービス終了ソシャゲ紹介 NO3【真空管ドールズ】

雑種犬「ドラゴンボールドッカンバトルのガチャ確率操作疑惑より、春馬富士引退による大相撲ごっつぁんバトルへの影響が心配な野生の雑種犬です」

灰色熊「最近、周りがやってるから、アプリ版どうぶつの森を始めてみた灰色熊です」


雑種犬「さて、今回紹介するサービス終了ソシャゲはこちら」


サービス終了ソシャゲ NO.3

まさに真空管のごときソシャゲ 

【真空管ドールズ】

配信元 Sony Music Entertainment

ジャンル ドール型ロボット改造シミュレーションゲーム

サービス開始 2016年4月29日よりAndroid版、同年7月4日よりiOS版

サービス終了予定 2018年1月10日


<ゲームの詳細>

『真空管ドールズ』は、反重力の科学が発展した立体浮遊都市である「空京スペクトラム」を舞台に、その科学力を象徴するドール型ロボット「真空管ドール」と主人公であるプレイヤーとの濃厚なドラマを体験できるドール型ロボット改造シミュレーションゲームです。

○ゲームの舞台は空中の街「アキバスペクトラム」

反重力科学により独特の文化が発展した立体都市である「空京スペクトラム」。

その科学力を象徴する存在である、ドール型ロボット「真空管ドール」たちが「アキバスペクトラム」を舞台とした物語の中で濃厚なドラマを展開していきます。

○自分のスタイルに合わせて最強のドールを育成!

プレイヤーは自作パソコンを組み立てるように、手に入るパーツを組み込むことで自由にドールをカスタマイズすることができます。そして、パーツの組み合わせにより生まれる多彩なコンボを発見しながら、強く魅力的なドールを作っていきます。

強化したドールは反重力都市で行われる「グラビティ・バウト」と呼ばれる空中戦で、その性能を競います。ライバルたちのドールを撃破し、最強のドールマスターを目指します。

Google play説明文より引用


灰色熊「サービス終了予定2018年1月10日?未来での死亡確定ソシャゲですね」

雑種犬「2017年12月地点で、サービス終了が決定しているソシャゲです。遊ぶなら今がチャンスですね」


雑種犬「今回紹介するのは、この【真空管ドールズ】。配信元は、Sony Music Entertainment。傘下のアニプレックスが【FGO】や【マギアレコード】を成功させる一方、こちらは唯一の配信タイトルだった【真空管ドールズ】が終了決定と、明暗が別れました」

灰色熊「ソニーは、ゲーム事業とかも大きいですし、ソシャゲ作ってても違和感はないですね。音楽系企業が運営っていうと、ヤマハ製のオオカミ姫の先例もありますし。それにしても、アニプレックスって、ソニーミュージックの子会社なのか。ソニーの事業構造は、複雑怪奇過ぎて、頭が混乱します」

雑種犬「音楽会社の子会社がソシャゲ会の大手で、親会社の方もソシャゲ事業やってるっていうのは、確かにややこしいです」


灰色熊「しかし、なんかよく分からない設定のゲームですね。アプリ紹介文の自作パソコンを組み立てるようにカスタマイズって、ピンとくる奴いるのか?」

雑種犬「真空管擬人化ソシャゲという、珍妙なゲームですからね。ちなみに真空管ってのは、電子部品の一種です。設定に関しては、スチームパンク風な浮遊都市になってる架空の秋葉原で、真空管を擬人化した美少女型アンドロイドをカスタマイズして戦うよ!っと解釈でいいかと」

灰色熊「その理解、いくらなんでも雑過ぎません?」

雑種犬「このゲームに関しては、 言葉では説明しづらいので以下のURLからPVを見てください」


ゲーム概要 PV

https://www.youtube.com/watch?v=HH0Zl93izbI

世界観 PV

https://www.youtube.com/watch?v=0I-gMe61nQM


灰色熊「また、そうやって、説明を外部のサイトや動画任せにしていくのか……」


灰色熊「どれどれ……独特な雰囲気ありますけど、ぱっと見良さげな感じですね。絵とか凄い綺麗ですし」

雑種犬「このゲーム、世界観はホント個人的に好きだったんですよね。BGM、キャラデザ、3Dモデリング、ロード画面で表示される1枚絵のクオリティは、ソシャゲ界屈指でした」

灰色熊「そんだけ、いい要素が詰まっているのに、サービス終了って、ことはやはり問題が?」

雑種犬「ええ、ホントに戦闘システムさえ、良ければね……」

灰色熊「そんなにダメだったんですか?」

雑種犬「まあ、下記にリンクを張ってる私のプレイ動画を見てください……」


Youtube プレイ動画

https://www.youtube.com/watch?v=TMHFws9nFvk


雑種犬「このゲームの戦闘システムは、グラビティ・バウトという空飛ぶホウキにまたがっての、空中戦なんですが……」

灰色熊「動画内に戦闘シーンもありましたね。なかなかスタイリッシュでいいバトルだと思うんですが。空中戦ということは、やはりプレイ感としては、シューティングのような感じなんでしょうか、あるいはレース?なんにせよ、世界観がよくできてるし、ワクワクしますね」

雑種犬「そういう要素もありますが、メインは箒での殴り合いですね。ひたすら、相手に接近して体当たりするかんじのプレイ感です」


灰色熊「ファ?!殴り合い?!美少女とか、スチームパンクっぽい世界観はどこへ?!射撃攻撃とかないんですか?」

雑種犬「射撃攻撃もありますが、基本、属性的に相性が良いキャラで、相手に体当たりしてれば、勝てますし。戦闘パートに関しては、側から見でる分には、3Dレースみたいで楽しいですよ」

灰色熊「プレイしてる方がつまらないとは、たまげたなあ……」

雑種犬「一回ならまだしも、この体当たりメインの戦闘を、ゲーム中で延々繰り返すことになりますからね。最初はビジュアルが綺麗だからいいんですが、何回もやってると飽きるんですよ。途中で、バトルがつまらな過ぎて、ストーリーを進める気が失せました」

灰色熊「ダメじゃん……」


雑種犬「他に悪い要素は見当たらなかったので、間違いなく、この戦闘部分が原因でしょうね。無駄にフル3Dなせいで、ロードがやたら多いってのも言われてましたが、ロード中の一枚絵が素敵だから、気にならなかったです。他に特筆すべき点としては、コスプレイヤーを使ったPRにも力を入れてましたね。有名コスプレイヤーを起用してるだけあって、クオリティ高かったですよ!」

灰色熊「本当にもったいないゲームですね……そこに金掛けずに、ゲームをもっと面白くしていればねえ……」

雑種犬「ストーリー面がイマイチ何が目的か分かりづらくてパッとしないというのも感じたんですが、キャラと世界観を楽しむ作品と割り切れば、気にならないと思います。やはり死因は、体当たりバトルを繰り返すゲームシステムですね」

灰色熊「ゲームとしてつまらないのを除けば、素晴らしい。それ、ゲームにする意味、あったのだろうか?」

雑種犬「画集とかアニメとか映画とかなら、まだ良かったと思うんですが、ソシャゲにした以上、つまらないとサービス終了不可避なんですよね……あと、純粋に真空管擬人化とか、スチームパンク風の世界観が普通にウケなかったというのも地味に大きいかもしれません。ソシャゲってライトユーザー掴んでナンボですし」

灰色熊「独特の世界観がアダとなったってことでしょうか?作り込ませてるけど、人は選びそうですからね。何だかんだ王道がウケるんですよね」


雑種犬「ちなみに真空管というのは、かつては電子部品として広く使われていたそうですが、半導体の登場によって、音楽機器のような特殊用途でしか利用されなくなってしまったようです。ここで真空管に関する専門家の言葉を引用しておきます」


真空管にいいことはひとつもないです。

大飯喰らいでね。電気をいっぱい食って、熱いし、感電するし、値段も高いんですよ。それに大きいし、割れやすいし、電子デバイスとしてはまったくいいことありません。だから50年前に半導体が発明されて、あっという間に取って代わられてしまったのは、当たり前のことだと思います。ただ、一点だけ違うことがあるんですね。なぜか音楽家は真空管の音が好きなんですね。そこだけなんです。

引用元 http://ascii.jp/elem/000/000/979/979859/index-3.html 


灰色熊「真空管いいとこなしじゃねえか!音楽分野以外じゃ使い道ねえって、専門家すら認めてるし!」

雑種犬「ソニーミュージックエンターテイメントは、音楽配信事業もやってるので、真空管にも思い入れがあったのでしょうか?何にせよ、真空管ドールズの終了は、苦渋の決断だったでしょうね……1年持たずに終了はしませんでしたが、残念ながら、2周年を迎えることは叶いませんでした」

灰色熊「2018年1月で終わりなのか……ちょっとこのゲーム終了前に、やってみようかな……」


雑種犬「通常の使われ方では、半導体に駆逐された真空管。しかし、そんな真空管も音楽機器の世界では、愛されている。普通の人にとって、クソゲーでも、弱小ソシャゲ愛好家には、愛されている。真空管ドールズは、まさに真空管のごときソシャゲだったのかもしれません。というわけで、本日はこれにて終了です」

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