応援コメント

第百五章 深い田」への応援コメント


  • 編集済

    >鉄砲のほかに農機具の改良にも使える量を確保できました

     気になるのは、鉄砲の生産量の上限を決めているのかなと思えるところ。また、鉄砲以外に刀などの武具に使用しないことになっているように見受けられるのも気になりますね。現状、鉄砲が手元に何もない、越後の生産施設での生産量(採掘した鉄鉱石からの変換率なども含む)がわからない状態の場合、最大限の資源を使用して、作れるだけ作る。その際にでる廃材などを使用し農具の改良など行うのではないでしょうか?

     また、農具改良を考えているならば、「鉄砲に使用するものとは別に農具改良分としてこれだけの量を確保しています。」と報告するのではないでしょうか。または、「当初予定していた量以上に採掘できましたので『農具改良などに利用したいと思います。使用してよろしいでしょうか?』」と判断を仰ぐのではないですか?
     主人公が景虎様の師であるならば、計画・報告の正確性の重要度や報告から物事の決断・計画の変更の承認それに伴う責任を負うことを教える立場であるから、このようなどんぶり勘定な報告や主人公が決定権を持っている状態はないのではないですか?景虎様としては、農具より武具を優先するかもしれませんよ。そもそも今回の蝦夷遠征は、景虎様と為景様がいなければできなかったのではないですか?

     あと、技術職の人がまだ実績の資源・設備と技術力(戦国時代と平成時代との差)の状態で生産性100%で行えるとは判断しないのでは?下手したら生産性0~10%とか想定するのではないですか?そのための資源はあればあるだけうれしいのでは?主人公の考えが、鉄砲に関しては、某SLGのように施設と資源(人も含む)がそろえば必ずできることになっているようで違和感を感じます。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    「砂鉄その二」の章で述べておりますように、計画では三百挺の製造を目標に砂鉄の量を設定しました。章が離れすぎてしまい、誤解をまねく原因になったと反省しています。景虎に報告したさい言及すれば良かったと、配慮の足りなさを猛省しております。
    現地を掘削した結果、予想以上に砂鉄の品質が良かったので、優に目標量をクリアできました。当面これだけの鉄砲の数をそろえれば、戦さは凌げると判断しております。
    じっさい掘削作業をみて、あまりに工具のお粗末さに、鍬や鋤などを改良すると、農業だけでなくインフラ整備にも能率化が図れます。道路整備や河川改修を考えますと、人力と馬に頼らなければならない現実に向き合うと、工具の改良は必須と考えて、流用する判断となりました。
    蝦夷地に常駐の掘削人をおくのは、もう少し先になろうかと思ってます。北国船のスピードが遅すぎるのも課題です。ムシロから木綿の帆への転換や船体の構造を変えて、せめて北前船くらいにランクアップすると三倍くらいスピードアップができます。
    それとネタをばらしてしまうかもしれませんが、主人公の経歴に伏線をはっています。アルバイト先で技術を磨いてきたことを今後どう回収するか......

    たしかにご指摘のとおり細かな報告や了解をとっていないのは、読者のかたに誤解を招く表現となったことを反省しております。もっと気をつけて綴ってゆきたいと考えております。
    今後もお気づきの点、何なりとお寄せねがいます。
    ご愛読ありがとうございます。

    編集済