神崎雅人による人物紹介2

 次は、『おマツリ少女とSCP!』で狂言回し兼主人公を務める鷹丸くんの紹介をする。


 なお、俺自身が鷹丸くんのファンであるため、多分に贔屓ひいき目が入ることをお許しいただきたい。


『おマツリ少女とSCP!』登場人物紹介


鷲宮わしみや・カルロス・鷹丸たかまる


・見た目

 190㎝に届く長身で、細身に見えるがバスケで鍛えたスポーツマン体型。


・年齢

 8月生まれらしい。なので本編開始時点では15歳。当時、既に身長は180cmもあった。


・性格、容姿など

 ブラジル人とのハーフで、浅黒いラテン系らしい掘りの深い顔だち。つまり、イケメンだ。家はあまり裕福ではなかったようだが、幼少期から際立ったバスケの才能を見せ、全中では一年生でMVPを獲った天才アスリートである。


 いわゆるスポーツバカとは違い、学業も優秀で特に英語・ポルトガル語を話せる語学力がある。そのことから、中学卒業後の進路は間違いなくNBA入りを目指してアメリカ留学だろうと思われたが、後述するちょっとしたつまづきで、上瀬総合に入学した。


 そのせいか、少し腐ってしまった時期がある。茉莉香まつりか曰く初対面での印象は『絵に描いたような増長系プライド天元突破の俺様キャラ』だったようだが、意外と神経質なところがあるようだ。


・作中での活躍

 全中三連覇を目指した年に、俺が補欠の補欠で所属していたバスケ部に市大会で敗退してしまったことと、オーバートレーニング症候群を発症してしまったことで渡米の道が閉ざされ、地元一変な高校であるところの上瀬総合にスポーツ特待生として入学する。


 オーバートレーニング症候群の影響で満足に練習もできず、人生初の挫折に折り合いをつけることもできないまま、クサクサした高校生活を送っていたようだが、五月に茉莉香が転校してきたことで、電脳/現実世界を巡る奇妙でおかしく、輝かしいSCP部活ライフを送ることになる。


 現実世界では運動も勉強もできる彼だが、情報海オーシャンでは“カナヅチ”で、電脳世界での立ち回りは部内最弱。誰にでも、向き不向きというのはあるのだな。そのせいで、リアルでポンコツな茉莉香に無能なポンコツ扱いされる辛酸の日々を過ごしたらしい。


 だが、あるとき、情報海の最深層にうごめくミーム―――つまりSCPに触れてしまった茉莉香を現実世界まで引っ張り出して救ったことから、互いの足りないところを補い合える身長差50cmの超凸凹コンビとしての絆を深めていくことになる。


 次第に故障も治り、バスケも再開。ウィンターカップに出場し、日本のウェストブルックは見事に復帰を果たす。


 ちょっとしたいざこざはあったようだが茉莉香とも無事結ばれ、SCP部は電脳/現実両世界を救った。めでたしめでたし。


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