紅葉が落ちるまで

白山羊

短編

山道の中を、僕はバスに揺られていた。

京都駅から約1時間の所にあるそれは、紅葉の名所としても有名である。

「次は、終点、高雄。」バスのアナウンスが流れると僕は小銭を手にしてバスの前方へ向かった。

運賃を払い、降りるとそこは前日の雨のせいか少し濡れていて人気がない。人と言えば、森林を伐採に来ている業者や、土を運び出すトラックの運転手くらいのものだ。そういえば前にニュースで、京都の山の開発が始まったと言っていたので、その関係の人だろう、などと考えながらあたりを見る。『紅葉庵』とあるお茶屋が寂しそうにポツリと立っている。まだ10月だというのに例年以上の冷え込みで風が冷たい。(神護寺へはこちら)の立て看板を見て僕は歩み始める。


そもそも何故僕がこんな所に来たのかというと、大学で出た課題をこなすためである。でなければ面倒臭がりな僕がわざわざこんな山奥まで来ない。

僕の通う大学は所謂、美術大学である。大学の二年生の秋、新学期が始まると、僕のゼミを受け持つ西川教授が「今学期はキャラクターを作ってもらいます。」と今学期のテーマを発表した。教授が言うには、一つの場所を決め、その場所のキャラクターを作ることによって、独創性や似た作品がないかを吟味する方法を学ぶができる、らしい。もちろん僕はあまり乗り気ではない。元々、進みたい大学もなく学びたいこともなかったが、絵だけは得意であった。そのため母が美大を進め、それで入学しただけなのだ。しかし、母子家庭で育った僕を大学に入れてくれたことには感謝をしている。だからしっかりと四年で卒業して、立派に働こうと考えていた。このお題についても乗り気ではないものの単位と成績のために無難にこなそうと考えていた。

いくつか場所の候補を挙げられた中から僕が選んだのは高雄山。何故この場所に決めたのかは、わからない。ただ「高雄」という響きに何故かひっかかったのだ。


長くて急な勾配の石段を登り、息を切らしながらたどり着いた頂上に、神護寺はあった。紅葉で有名な高雄山だが、まだまだ紅葉が青い。それもそうだ、10月なのだから。しかし、この落ち着いた雰囲気が漂う山の魅力は紅葉だけではないとも感じた。

拝観料を払い、中へ入って行くと、数名の男たちがなにやら電飾の用意をしている。そういえば大学でもらったチラシに、紅葉のライトアップについてのものがあった。きっとその準備をしているのだろう、などと考えながら奥へ進んでいき、一通り見て回った。疲れたので近くにあった廃れた休憩場を見つけ、ベンチに腰掛け、ついでに甘酒を飲んだ。すると、一人の女性が僕の斜め前に座った。僕は目を奪われてしまった。まるで祇園の舞妓を思わせるような美しい着物姿で、髪は艶やかで漆黒、瞳は吸い込まれそうなほど大きい。おそらく僕の人生で出会った女性の中で、最も美しいだろう。立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿はユリの花とは、彼女のためにできた言葉だろうか。僕は文字通り空いた口が塞がらないくらいに見惚れてしまった。

その女性は、僕の熱烈な視線に気がついたのか、こちらをみて困ったように微笑んだ。

「あの。」

「え、あ、すみません。」声をかけられるとは思っていなかったので、上擦った声で答えた。

「どこかでお会いしましたか?」

当然だが、ない。

「いやあ、僕もそんな気がしたんですよねえ」少し調子が良すぎたか?と思ったが、

「そうですよね!なんだか見覚えのある方だなと思いました!」そう彼女は天真爛漫な笑顔で嬉しそうに答えたので、後に引けなくなりそのまま少し話をした。

 僕の生い立ち、通っている大学のこと、友達のこと、なぜ高雄山にまで来たのか、など緊張していたせいもあって取り留めなく話してしまった。しかし彼女は怪訝そうな顔を一切せず、楽しそうに聞いてくれた。まるで久しぶりに人間と話す女神様のように、興味津々で、一文字一句逃すまいと目を見開いてうなずきながら聞いていた。僕は嬉しくてついつい話過ぎてしまった。すっかりあたりは真っ暗だ。

「もうこんな時間か。よかったら家の近くまで送りますよ。」

女性を暗い夜道で一人にはできまいと気を使ったつもりだが、よく考えたらさっき知り合った男に家まで送られるのは怖いのではないだろうか。と、考えを巡らせていた。

「ふふ。お気遣いありがとうございます。でも私は大丈夫ですよ、慣れてますから。」と満面の笑みで断られてしまった。

「あの!」彼女が去ろうとしたその時、せめて名前だけでも、と思い呼び止めた。

「お名前を、聞いてもよろしいですか?」

「ああ、そういえばまだお互い名前も言っていなかったですね。私の名前は華織です。華に織物の織で華織。」と華織さんは細くて白い指で空中に名前を書く。

「華織さん…。僕の名前は、奏太です。赤城奏太って言います。」

「奏太さんですね。今日は楽しかったです。」

「僕も。あの、また、会えますか?」華織さんは少し考えて、

「紅葉が落ちきるまでならここにいます。」僕は、きっとシーズン中の高雄山の売店でアルバイトでもしているのだろう、と思い深くは聞かなかった。


 それから週末になると必ず高雄山に足を運んだ。華織さんは決まって古くて今にも潰れそうな休憩場にいて、そこで日が暮れるまでお話しするのが僕の楽しみになっていた。

 何週間か経った頃、キャラクターデザインの提出をした。いくつか候補を挙げ、その中から教授にゴーサインをもらったものを清書していく。僕の作った中から選ばれたのは、紫の着物に身を包んだ舞妓のデザインだった。言うまでもなく華織さんがモチーフだ。教授は「いいじゃないか。」と言いながら、チラシを渡してきた。

「今度、高雄で新しいマスコットの応募をするそうなんだが、これを出してみる気はないかい?」と言った。

もちろん僕は面倒なので断ろうとしたが、面倒といえばこの応募用紙に書くくらいだ、と教授が言うので渋々応募することにした。とは言いつつ、キャラクターの出来は良かったので、内心どこかで見せたがっている僕がいた。

 ゼミを終え、一人食堂で昼食を食べていると、いかにも大学生といった風貌の男が僕の目の前に座った。

「奏太はどこを選んだんだ?」声をかけてきたその男の名前は植田。同じゼミの学生だ。

「高雄山だよ。」そっけなくあしらったつもりだったのだが、彼は食いついてきた。

「お前まじかよ!あんな山奥じゃイメージもくそも湧かねえだろ。」余計なお世話だ、と言いたくなったが、面倒になりそうなので話題を変えることにした。

「それはそうとお前、次の授業今週こそは出るんだろうな?」

「次って?」「『美術の歴史』だよ。お前一度も来てないだろ。」彼は必修科目であるはずの講義を完全に忘れているようだった。そんなことだろう、と思ったが、実際面白い講義だとは言えない。しかし、この授業を落とすと卒業できないので仕方なく出席していた。

 昼食を食べ終わると、嫌がる植田を半ば強引に教室まで連れて行った。


 『美術の歴史』の講義は我らが西川教授が担当している。いつもは退屈で眠くなるような話を延々といているのだが、今日の話は少し興味を持った。

「突然だが、神様っていると思うか?」教授は学生たちに向かって問いかけた。いつもは淡々と話す教授が声色を変えて聞いてきたので学生たちはみんなざわついていた。

「この世界には、たくさんの神様がいる。それを信じる宗教も。そして神を信じる人々はあらゆる手段を使ってそれを後世に残そうとした。それが現代では美術として扱われることもある。」

たしかに、仏教徒は仏像を作ったり、インドのヒンドゥー教徒は神様の像を作ったり、日本では絵巻などで残っていることもある。

「こういう像を作って祀りたてることを偶像崇拝というんだ。不思議なもんだよな、見たこともない神様を想像して形にするなんて。でもこうやって人間は昔から、見えない何かに怯え、見えない何かにすがって生きてきたんだ。」そう話す教授は妙に生き生きした表情をしていて、それが何故か印象に残った。


 テレビのニュースで、今週が紅葉のピークです、とニュースキャスターが話している。僕はいつものように支度をしてテレビを消した。キャラクターが完成した後も僕は、華織さんに会うために毎週高雄山に登っていた。バスの中から見る高雄山は朱く染まっていて、思わず魅了された。まるで華織さんのようだ、と。

 いつもと同じ場所、同じ時間に彼女はいる。僕もいつもと同じように二人分の甘酒をもって、そこに行く。他愛のない話で何時間も盛り上がる。そんな日々がとても幸せだった。何度か、京都の市内に遊びに行かないかと誘ったのだが、彼女はこの山から下りるのを頑なに拒否する。この紅葉が好きだから、と彼女は言うが、理由は他にあることは分かっていた。だが、嘘をついてまで誤魔化そうとしていることを問いただすのは野暮だと思い、聞かなかった。

「紅葉、今週がピークみたいだよ。」何の気なしに言った。当然だがもう敬語ではない。

「そう…。」彼女の顔が出会ってから初めて暗くなった。

「どうかしたの?」不安になって聞いた。

「私、もうすぐいなくなるの。」このまま永遠に幸せな時間が続くと思っていた僕は面を食らったが、平静を装い、「初めて会ったときにも同じようなこと言っていたよね。あれはどういうことなの?」と尋ねた。

「ごめんね、詳しくは言えない。でももうすぐいなくなるの。」彼女は今にも泣きだしそうな顔で言った。

「どうにもならないの?」「うん…。」と言った後にすぐ顔を上げて、

「でも来年の紅葉が赤くなるころには絶対に戻ってくるから!」と続けた。今にも泣きだしそうな自分の心を押さえつけて、「じゃあ、来年、同じ時間に同じ場所でまた会おう。」と笑顔で言った。

 次の日から一週間土砂降りの雨が続き、あれだけたくさんあった紅葉は見事になくなっていた。それでも華織さんに会えるのを信じて、いつもと同じ時間に、同じ場所へ向かった。だが、そこに華織さんの姿はなかった。


 季節はあっという間に過ぎていくのに、僕の心はあの秋の紅葉と一緒に落ちていってしまったようだ。何もかもが、華織さんに出会う前にも戻ったように、僕は淡々と出会う前の生活に戻っていった。何度も忘れようとした。きっとあれは夢だったに違いない、と。

 いつものようにゼミが終わり、食堂で一人で食べていると、植田がいつもと同じ調子で声をかけてきた。「今日さ、別のゼミの奴らと合コンするらしいんだけど、お前も来ねえ?」多分、いや、実際のところは分からないが、このところ元気のない僕を励まそうと、植田なりに気を使ってくれているのだろう。そうとはわかりつつも、やはり、元気になれるはずもなく、断った。

「お前さ、女に振られたくらいでそんなに落ち込むなよ。俺なんか何連敗してるかわからねえよ。」たしかに、たった一人の女性と会えなくなっただけでこんなに落ち込むとは自分でも思わなかった。

 しかし、執念じみた植田の慰めのおかげでどうにか僕は、華織さんに出会う前の、面倒くさがりでいつも気怠そうな僕に戻れた気がした。


 夏が過ぎ、残暑もいよいよなくなってきた。久しぶりに行ってみるか、と僕は支度をして高雄山に向かった。バスを降りると、市内とは別世界のように寒い。秋を通り越して冬になってしまったのではないかと思うほどだった。前日の夜に降った雨の影響で土の湿った匂いがする。ああ、そういえば彼女に出会った日も同じ匂いがしたなあ、と思いながら神護寺まで登る。拝観料を払い、中へ入る。たった一年だけなのに、何十年も前の出来事のように思い出されていく。僕の足は自然と、あの廃れた休憩場に向かった。ベンチに腰掛け、甘酒を飲む。僕はカバンの中からノートを取り出し、山々の景色をデッサンした。よほど没頭していたのか、お昼前についたのにもう夕暮れ時になっていた。帰ろうか、とノートをしまい立ち上がった瞬間に、「奏太さん…?」と呼ぶ声が聞こえた。間違いない。毎週ここでずっと聞いていた、あの声だ。僕は嬉しくて飛び上がってしまいそうな自分の心に叱責して、「華織さん?」と聞いてみた。

「そう、華織よ。本当に来てくれたのね…。」そう言うと華織さんは下を向いた。泣いているようにも見えた。華織さんは去年より少しやつれて見えたが、それについて質問すると、「ダイエット頑張りすぎちゃったかしら」ととぼけた。僕は、華織さんが冬に入って突全いなくなったことと何か関係があるのではないかと直感で感じたが、聞けないでいた。まあ気にすることはない、これからいくらでも聞くチャンスはあるじゃないか、今はそんなことよりも話したいことがたくさんある。

 ここからまた僕と華織さんの楽しい日々が始まった。


 しばらくして、また紅葉がピークを過ぎて、どんどんと落ち始めてきたころ、華織さんはまた暗い顔をしていた。何も言わなくてもわかる気がした。多分、紅葉が落ちきると彼女とは会えなくなってしまう。何か言いたそうにしていて、でも言いづらそうな彼女を見て、苦しくなって自分から聞いた。

「今年も、行っちゃうの…?」あいまいな表現だっただろうか。

「うん…。」彼女はまた悲しそうに下を向く。悲しい。ずっとこのままでいたいのに離れ離れになってしまうなんて。だが僕は勇気を振り絞って言った。

「大丈夫!また来年、この場所で会えばいいんだから!」


 何年たっても紅葉が色づき始めるころになると、僕は高雄山に足を運んだ。大学を無事に卒業し、就職しても必ず行った。そして、華織さんも必ず現れた。それだけでよかった。一年後、華織さんに会えると信じているだけでなんでも頑張れた。ただ少し気がかりだったのが、毎年現れる華織さんの姿がどんどんとやつれていくことだ。


久しぶりにゼミの仲間で飲もうということになって、急遽集まった。僕は体質的にお酒に弱く、ひたすらウーロン茶を飲んでいた。みんな大人になっている。あの植田ですら、ネクタイを締めて真面目にサラリーマンをやっているという。会社の話、上司の愚痴、恋人の惚気、そんな他愛もない話で盛り上がった。

 帰り道、千鳥足で歩く植田を家まで送っているときに、ふと学生時代に作ったあのキャラクターの話になった。

「そういや奏太、知ってるか?高雄山が今年でなくなるらしいぜ。」山がなくなるなんて奇妙なことを言うやつだな、と思ってはいたが「どういうこと?」と聞き返した。

「ほら、何年か前に京都府が山を切り開いて開拓するってニュースがあっただろ。その山の候補の中に高雄山が入っていたんだとよ。それが今年でついに完遂するらしいぜ。」嘘だろ。

「神護寺は!?寺はどうなるんだよ!」

「何そんなにムキになってんだよ。寺はたしか、年々参拝客が減ったから取り壊してでっけえホテルを建てるんじゃなかったかな。まあでも、さすがに何かしらの形で残すとは思うけど。」僕は頭が真っ白になった。酔っぱらいの戯言であることを願ったが、スマホで調べたところ、やはり植田が正しかった。僕はいてもたってもいられなくなって植田を家まで送り届け、そのままバイクを借りて高雄山まで向かった。顔に当たる風が冷たく冬の訪れを感じさせる。今日は華織さんと会う曜日ではない。しかしこのことを伝えなければ、という一心でいるかも分からない高雄山に全速力で向かった。

 暗闇のなかの神護寺は不気味で誰も寄せ付けない雰囲気があった。案の定、門は閉まっていて中には入れない。呆然と立ち尽くしていると、茂みのほうから声が聞こえる。絶対に忘れられない、あの声だ。僕は声の聞こえるほうへ走った。木の枝で擦りむきながら声が近くになるまで走った。すると、山の中を走っていたはずなのに、ふっと開けた場所に出た。月明かりが差し込むその場所に彼女はたたずんでいた。

「どうしているの?」彼女がそう尋ねようとするが、それを遮るように「この山が、なくなるんだ。」と声を震わせながら言った。

「そっか。」彼女は覚悟を決めたような表情で笑った。

「あのね、今まで秘密にしてきたこと、全部話すね。」あれほど聞きたかった彼女の秘密も、今は聞きたくない。聞いてしまえばすべてが終わってしまうような気がした。

「私は、人間じゃないの。あなたたちの感覚で言うと幽霊に近いものね。私はこの山の精霊なの。」

「精霊…?」いまいち話が掴めなかった。なぜか『美術の歴史』を思い出した。

「君は神様なの?」

「ふふ。まあそんな感じ。紅葉が赤い間しかこの姿でいられないの。」

「もう会えないの?」ほかにもたくさん聞きたいことがあったが最初に出てきたのがこの言葉だった。

「もうこの山であなたとあうことはできない。でも心配しないで。私は必ずあなたに会いに行くから。」


 目が覚めると僕は高雄のバス停のベンチに寝ていた。昨日のことは夢だったのではと思ったが、体中にできた擦り傷の跡が、昨日の出来事は現実だったと教えてくれた。後から考えれば、彼女が年々やつれていったのも山の開発による影響だったのではと思い、なぜ気づくことができんかったのかと後悔した。後悔したところでどうすることもできないのに。





 人でごった返す京都駅から電車に乗り、今日も通勤する。疲れ切ったサラリーマン。眠たそうな女子高生、イヤホンから音を漏らしながら優先座席を陣取る大学生。いつもと変わらない風景。辟易する。なにか目新しいものはないものか、と考えていると会社に到着した。

「赤城さん、おざっす!」と後輩が挨拶する。

「おはようございます、だろ。」これも毎日のやり取り。

「赤城さん赤城さん、聞きました?なんか今日うちの部署に異動してくる子がいるらしいんすよ。しかもその子がちょー可愛いらしいんす!」

「へえ。」気にならないわけではないが、食いつくとこいつの思うつぼなのでそっけなく返事した。

しかし、異動してきたその子を見て思わず、声が出そうになった。

「織田華です。今日からよろしくお願いします。」と挨拶する女性は僕が最も会いたかった人物の顔をしていた。しかし、華織で織田華とは、少し安直すぎやしないか、と思わず口元が緩んでしまった。その時、彼女と目が合ったような気がした。

「あの。」すこし困ったように微笑みながら彼女が話しかけてくる。

「ああ、すいません。なんだか以前どこかで会った気がして。」

「そうですよね!なんだか見覚えのある方だなと思いました!」

 まるで初めて会った時のあの人のように彼女は天真爛漫な笑顔を見せた。

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紅葉が落ちるまで 白山羊 @White-goat10

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