ep.1-1 君の嘘...


「ねぇ、今何してるの?」


薄暗い8畳の部屋のベットの上


何度も問いかけた言葉は、貴方には届かない。


私の目に映し出されるスマートフォンの画面


「既読」その2文字が現れるまで、あとどれくらい待てばいいのだろうか。


「彼女」その意味を私は知らない。


口約束に過ぎない契りは二人だけの秘密。


あの頃の私達はもう死んでしまったの?



気がつけば窓のカーテンの下から朝日が漏れていた


あぁ、また今日も貴方の事を考えて朝が来てしまった。


なんて惨めな人間なのだろう、貴方が居ないと生きていけない私


それは、本当に私なのだろうか。



続く...

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