07:樹荘都市:Infomation

07-01:あらすじ

 エルフの街イルシオは異常だった。

 入念なハイエルフ至上主義と不味いメシにステラは屈し、今後の方針を練る。


 とりあえずこの街に居る元メイドハシントと、シオンの祖母の家に行くことに。


 久しぶりに会ったハシントは相変わらずパーフェクトであった。

 しかし今回の対応には秘密があるという。


 なんと『先見の巫女』が復活していると言うではないか。


「やろう ぶっころしてやる」

「やめてください しんでしまいます」

「しかたねぇな みのがしてやる」


 ステラは魔剣を作り出し放置した。


 一方その頃乙女ゲーの罠にかかったエレノアは困っていた。

 脳内お花畑の攻略対象に翻弄されていたのだ。

 分不相応な魔物に挑もうとするところ、シオンとステラが通りかかる。


「やろう ぶっころしてやる」

「せんせい おねがいします」

「しかたねぇな きょうはこのへんにしといてやる」


 強力な魔物は半殺しにされて、パワーレベリングの糧と成った。


 一方その頃猫たちは肥満に悩まされていた。

 これをおもちゃを作ることで解決した。


「にゃー にゃにゃにゃーに」

「なんとなく いっていることがわかる」

「にゃにゃーな にゃんにゃんにゃん」


 そんなおり助けてくれたお礼にパーティーに招待される。

 だがそれは罠であった。


「くくく さいみんじゅつ」

「うわー すやすや」

「くくく さいみんじゅつはすごい」


 さらわれたステラを助けるためにシオンとハシントはレジスタンスに入ることに。

 だが情報が漏れていたのか作戦は失敗したかにみえた。


「あなた ころします」

「さいこぱすですね?」

「きりました」

「やめてく/  /ださい」


 シオンは無双して中央まで突破、黒幕のハイドランジアと対決する。


「いやーっ きんきんきんきんきん!」

「ばりあー ききません」

「ずるい」


 シオンは負けたがステラがキレた。


「てめぇ ぶっころした」

「しにました」

「しにんが しゃべった こわい」


 ハイドランジアは消滅し、しかしステラの怒りはとどまるところを知らない。

 そこにシオンが渾身の一撃をぶちかます。


「わたし は しょうきにもどった!」

「だいじょうぶな きがしない」


 技の影響で自分を忘れられたシオンはステラと街を去ろうとする。

 だがハシントが追いかけてきた。

 彼女はシオンを覚えていたのである。


「かんどうてきだ」

「きせきじゃないか」

「だがゆるさん」

「「アッハイ」」


 こっぴどく叱られたあと、一緒に旅することになった。



 おわり。

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