マーガレットとアクアの冒険

マリンクリスタル

第1話 昔の記憶

「オギャーオギャー」(私と弟が居る…)

「まぁ、可愛らしい子達ねぇ」(誰?)

「貴方達は私が育ててあげるわ」そう言われ私達双子の姉弟の赤ん坊が入ったダンボールを持ち上げられた。(そうだ私達、捨てられたんだ...)

それから7年が過ぎた

「もう二人だけでも生きていけるわ。さようなら。」そう言ってあの"お姉さん"はどこかへ行った...

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このお屋敷のお嬢様はマーガレット・クイネルブロッサ。そして、その双子の弟(お屋敷の坊ちゃん)はアクア・クイネルブロッサ。

マーガレットは金髪で青い瞳、そしてちょっと人見知り、だけど好奇心大勢のお嬢様。この家(屋敷)の当主。

アクアは青い髪に金色の瞳、気が弱くてお姉様には逆らえない、マーガレットよりも人見知りのお坊ちゃん。

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「ねぇ、アクア?昔の記憶ってある?」屋根裏部屋の秘密基地でマーガレットがアクアに尋ねる。

「あまりありません。どうしたんですか?急に」アクアはいつものように敬語で喋る。

「ここ最近昔の夢をみるの」マーガレットは机に突っ伏しになって言う。

「どんな夢ですか?」

「私とアクアがまだ1歳ぐらいに知らない人が私達を育てようとする夢。なぜかこの夢しか見ないの」

「その時の記憶なら僕もありますが、お姉様と同じくらいしか覚えていません。」

コンコンコン

ドアがノックされた音が3階の屋根裏部屋からでも聞こえた。

「私、行ってくるね!」マーガレットは駆け足で玄関へ向かった。

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