『傍観者』

今 眼の前で いじめが一つ

今日も 誰も声を上げなかった


次の日 またいじめが一つ 増えた

けれども やっぱり 誰も助けなかった


そうして 被害者は 増え続け


最期は 見ていた僕も 『被害者』になった



一人が あの時 声を上げていたならば

誰かが 助けていたならば


いじめは止まっていたかもしれない


いじめを見ている自分も

知らず知らずのうちに

被害者を捨てた 『加害者』だった

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