第13話☆心の友よ…
まず 食前酒に『日本酒』を放り込む…
次に 一品目『かぼちゃのマヨ和え』(前菜)
カボチャを茹で 市場で買った大きなヘチマも茹で(すると胡瓜の味がする)それを茹でたカボチャを裏ごしして(荒い布で力ずく)胡瓜モドキと合わせ、なんちゃってマヨネーズ(卵黄と豆の油と塩とワインビネガー『これは世界共通』)で合わせ 前菜を作る。
そして 二品目『あぶり筍と大根の刺身』(刺身)
筍が少し有ったので 灰と茹でてあく抜きし出来た物を薄く切り炙る(悪妖怪だけど♪)すりおろした大根と薄くスライスした大根を一緒に盛り付ける。
醤油を添えて完成…山葵も作らねば…本体よ!頼む!ピピピピピッ♪
遠くから…「あいよ~」
次は 三品目 『クラル鳥のテリヤキハンバーグ』(焼き物メイン)
クラル鳥なるお肉を市場でゲット…非常に堅いのでミンチにし酒少々を混ぜ臭みを消し柔らかさも出させる 茹でて刻んだ豆(クラクフ豆と言う)をパン粉と卵と良く混ぜて…手の熱を切(妖怪テク)空気を抜くようにペタペタと両手でお手玉(高速)胡椒が欲しいよ!本体追加おねがい!!ピピピピピッ
後はじっくり焼いて焦げ目が付く頃に 醤油と大根おろしで照り焼き風に…
ジラル草なる青みを添えて色味良く盛り付けて… 醤油がイイ感じに香る一品に…
遠くから…「頑張る~る~」
それで 四品目 『アマテラス野菜の天ぷら盛り合わせ』(揚げ物)
南京・薩摩芋・筍を普通に天ぷらに…醤油・味噌・塩を添えて…和紙で油を吸うようにお皿に盛り付けて提供…鰹節欲しいよ 天つゆ作りたいよ 本体プリーズ
遠くから「何ともなんねーよ 鹿肉で鹿肉節を作ってみるよおぅ」
まだまだ 五品目 『味噌と彩野菜の酢の物』(酢の物風)
トウモロコシ風の何かを茹で(トウモロコシだねコレ普通に)あの胡瓜モドキと一緒に味噌で和える…ワインビネガーを少したらしてなんちゃって酢の物で提供…
そして 六品目 『筍の釜めし風焼きオニギリ』(お食事)
筍と米 もち米少々に醤油を適量入れて…釜で炊き上げる。
アツアツ状態でオニギリにし(熱遮断 妖怪の手発動)炙って盛り付けて提供…
トドメに 七品目 『焼き芋&スイートポテト』(甘味)
ミサキちゃんが持ってきたツボに熱した炭を入れ 芋を吊るしてじっくり焼き上げる。
一部はまるごと焼き芋で提供し こねて裏ごしして焼き上げてスイートポテトで提供…
本体!本体~!砂糖とバターあるいはマーガリンが欲しいよぅ ピピピピピッ
遠くから「我儘言うんじゃありません ママ怒りますよ…プンプン」
そこそこ…いけたか? キッチンに居るのであの刺客(マリア)はカネサダに任せた(○投げ♪)イケメンでも食いな!御嬢ちゃん!!ふっふっふっ
おっと!これで9尾懐石出来あがりたぜ?イケメンで10品か?ああ本体入れれば俺も10品になるから完璧?
あちらは…どうなってる?そろそろ行くか?カネサダ食われてるか~い(笑)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
遂にあの方との逢瀬の時間がやって来た!!何とあの『姫』自分で自国の食材を料理して提供してくれるそうだ。
しかもあの方との2人きりの食事なんて!!あの姫やるじゃない!!心の友よ!!
(将軍 隊長 執事長 メイド長 カネサダと実は6人の食事会である…)
第一の攻撃『日本酒』(食前酒)
「ほお これは 水かと思う程 透き通った色に 深い味わい まるで燃え上がるような後から来る酒精 これは凄い酒ですな」将軍談
「ええ すっと来るのにカッと来る これは神の酒ですかな?」執事長談
☆全員に高評価(1人泥酔 イケメンに酔う…)デスワ
「ああ あの方と私の煌びやかな未来が見える様な お さ け」
第二の攻撃 『かぼちゃのマヨ和え』(前菜)
「サッパリとしているのに濃厚な味わい これ私好きです」メイド長談
「もちっとした食感と サクッとした触感が絶妙で 鼻に抜けて来るこれはビネガーですかな?良い 実に良いですな」隊長談
☆全員にとても高評価(馴染みの有るアルビネガーがアクセントになった模様)
「ああ もちもち サクサク あの人と私の様に絡み合って…ぽっ」
第三の攻撃『あぶり筍と大根の刺身』(刺身)
「あぶっているだけで甘みがこんなに増すものなのですかな?それにこのシュウユなるソースがまた食材を引き立てる この白い野菜も 辛いのに 甘くサクサクが楽しいですな」将軍談
「ええ この シュウユ 何にでも合いそうですな これはぜひとも取引の項目に乗せたいものですな」執事長談
☆醤油が想像以上に高評価 匂い抑えめで甘い物が良い様です。歯触りの良い物も好まれる傾向にあり…
「この炙られ方 まるで私の心で炙ったよう ああ炙りたい…愛の炎でこんがりと あなたを(ギラギラッ)」
第四の攻撃『クラル鳥のテリヤキハンバーグ』(焼き物メイン)
「??? … … …うまい」カネサダ談
「あれ? 誰が私の料理を食べたの? え? 私? 美味しすぎて夢を見ていたみたい」メイド長談
☆全員が2重丸=◎ カネサダ壊れる?1人最初からポンコツ…デスワ
「この肉汁…あふれる愛と私…ああ 何て は い と く て き ポッ」
第五の攻撃『アマテラス野菜の天ぷら盛り合わせ』(揚げ物)
「サクサクウマい…姫 サクサク…」カネサダ談
「ほう! 紙を贅沢に使って!! 油をきっている? 何と細やかな気遣いか…色味も美しい 計算された美が有る!」将軍談
「「「「御嬢様と姫を交換してほしい」」」」4名
☆もはやコールドゲーム…ヤリスギデスワ御嬢様…拉致監禁されそう危険危険…カネサダ!再起動!
「このサクサク 私とあの人の愛のハーモニー サクサクサク きゃ!」
第六の攻撃『味噌と彩野菜の酢の物』(酢の物)
「前の料理を考えて 腹を休めるような 優しい味… 優しさと思いやりを感じますな(交換してほしい)」執事長談
「年寄りを労わる 心遣いを感じますな 優しさ思いやり この違いは何でしょうなぁ 私の指導ミスですかなぁ(涙)」将軍談
☆完全に彼らの魂を打ち抜いたようです…御嬢様!!ワタシも食べたかったデスワ…
「優しさ 思いやり 私の愛が 溢れて… あの人が お ぼ れ そ う」
第七の攻撃『筍の釜めし風焼きオニギリ』(お食事)
「不思議ですな 腹が満たされて 心も満たされて これが おもてなし なのでしょうなぁ(涙)」隊長談
「もっちりもちもち そしてカリカリ 甘みが2種類? これは うまみ?凄い…」メイド長談
☆甘味、酸味、塩味、苦味の4基本味から うま味に気付き5基本味に目覚めた様です…味覚革命を起こしたようです…御嬢様…レボリュ~ション♪デスワ
「2人の 愛の味? くんずほぐれつ?もっちもち? うふふふ でへへへ」
第八&九の攻撃『焼き芋&スイートポテト』(甘味)
「「「「「 はくはく もくもく むきゅむきゅ 」」」」」
☆両手で掴んで焼き芋を食べる淑女…この人達を交渉相手にするのですか…御嬢様…イヤデスワ…? アラ御嬢様?
「ミサキちゃんどんな感じ? 満足していただけた?」
俺は監視役をミサキちゃんに頼んでおいた…後でレポート提出を願おう。
しかし そんな事はどうでも良くなる事件が起きる。
恐らく…オレの人生でトップクラスの危機回避能力の発動はその瞬間だった。
マリア何たらの後ろ通りかかった時…爆発 炸裂 駆け抜けた…
ブバッ!! プ――――――――――――――ッ プッ プス―――――ッ
「「「「「「「 ! 」」」」」」」
「…私がいたしました」
俺が スッと 手を上げた…
プッブッブ―――――――――――――――ッ プパン…
ブザーか?いや一発芸だ…(複数形)
「「「「「「「 ! 」」」」」」」
「…申し訳御座いません お腹の調子が悪く お許し下さい」
俺は頭を深々と下げた…大人の対応! 止ま(凍)った時よ動き出せ!!
江戸時代には屁負比丘尼(へおいびくに)と呼ばれるオナラの身代わり人が居た。
身分が高い女性の名誉と尊厳を守るためおつきの者が身代わりになる…
屁 とはそれほど 恥 である。
『花嫁は 一つひっても 命がけ』
自殺者まで出るほどの恥…屁とはそれほどの爆破である!!!
「わが心の友よ」
マリアッペ(プ?)はオレに号泣しながら抱き着いてきた…
すまん クサイ キツネの嗅覚(緊急カッと!!!)
これがホントの自爆テロ?
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