第11話

国賓級、政治家級のセキュリティの厳しい、ボディーガードの付いた ある廊下で国家クラスの極秘事件が起きようとしていた。

黒系の正装された厳しい目付きのボディーガードや総理大臣が廊下を歩いて行く。


爆竹の音が一つバンッと成った時に時間は、止まった。

総理大臣とその近辺の者たちと四名位のボディーガードだけが、動けていた。

「・・・ハ~イッ、総理 初めまして・・・今後の話し合いをしませんか!?」

右の通路の奥から、四人 カジュアル服の軽装で歩いて近付いて来た。


「私達は、時間を支配出来る、私達 ″パール フォー クローバー″と手を組みませんか、ご内密で結構ですので・・・・・・万が一 答えが《 NO 》なら、こちらも考えさせて頂きますが・・・・・・さて話しは、変わりますが、ボディーガードのナンバー3は、どなたですか!? 目で合図をお願い致します・・・・・・」


五人のボディーガードが目配せし始めた。

そして止まった。

「貴方ですか!? もう少し頑張りなさいよ」

右手を眼前に上げ、振り下ろした。

ナンバー3のボディーガードが、一瞬にして片足を取られ、奥に引きずられて行った。


半円のドームの中で三体の化け物に体をムシバまれて散乱されて行った。

「・・・何だ、あれは!?・・・」 と汗をかきながら、大臣が言った。

「・・・さ~・・・たぶん悪霊ですかね~、それとも亡霊ですかね~・・・!?・・・それよりも返事は、《 YES 》ですよね~、総理・・・お互いを利用して一緒に変革しましょうよ」

有無を言わさない、考えさせない鋭い視線と笑わない顔が、その場にあった。

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