第2話

「ナ~ナ~、ネンジ~、ネットのニュースに成っているファラオの呪いってあると思う~!?」

「ん~・・・!? 今の世の中だから、現実には、ないと思っているけど・・・今の世の中でも未知の物ってあるっていうし~、解けない物も有るんだろうな~、あ~っ、コワッ、怖っ!!」


「お金を貰ってビジネスで《 悪い奴らを葬っているんだ 》、何が悪いんだ!?」

「お前は、馬鹿か 良~く考えてみろよ、《 悪い奴らって誰が決めているんだ、基準は、何なんだ!? 》」


( あ~あっ、楽しい、《 我は、神なり 》 私の為に選ばれた者の為に この世は、あるんだ、あの世とこの世のバランスをとってやる・・・・・・運命の為に、自由の為に!?・・・・・・) ( 微笑 )

(・・・・・・私は、捕まらない・・・・・・)


暗く成った真夜中 机の上には、聖書が斜めに置かれていた。 しかし、聖書は、ズタズタのゴミ状態だった。

かなり怨みが溜まっているように読み取れた。

机上にまで刃物のキズ跡が、幾つも×3 ギザギザ感があった、恐怖感を出していた。

( 周りの人々が生きていようが、死んでいようが、楽しんでいようが、苦しんでいようが、関心がないんですよ )


また聖書の真ん中辺りには、こう書かれていた。

『 ハッキングをしてウィルスを散布してやる 』

両すねを床に着けて助けを乞う姿勢で訳の解らない言葉を小さな声で喋っていた、胸の前の合わせた掌の中には、《 十字架 》があった。


The grace of God does not exist. ( 神の恵みがあらん事を )

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