　辛いのはわかる、

　そんな言葉を僕は言うことができない。

　あなたが何をされてきたのかわからないから。

　時間が解決する、

　そんな言葉を僕は言うことができない。

　あなたが何を見て感じたかわからないから。

　目の前に散らばった、ツイッターの吐き溜めに埋もれながら考える。

　ハッシュタグについた名前は自殺希望者。

　僕は死ぬことを否定しない。

　だがそれ以上に、生きていてほしいと思う人間がいることを否定しない。

　死にたくなった日はあった。

　それでも、たまには生きていてもいいと思えた日もあった。

　自分の理想が自分を押し潰す。

　だが、それに負けないように生き続けるための今日だ。

　後悔の数を数え、眠れない夜にすがる安寧に苦しみ、

　それでもと、生きていて良かったと思えた日を思い出すんだ。

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