　僕の中には僕がいる。

　その僕は僕を蔑んでる。

　お前みたいな出来損ないに居場所はない。

　見ろよ、絶対に周りからバカにされてるぞ。

　最低だな、お前。

　今まで、なんで生きてたんだ。

　やめてしまえ、無駄だから。

　僕は僕のせいで、人に話しかけるのが怖い。

　僕は僕のせいで、何もしたくない。

　僕は僕のせいで、自分が憎い。

　そして僕は僕のせいにする、僕自身が許せない。

　そうなりたかった。

　そうでありたかった。

　そうすればよかった。

　そうしたかった。

　そう生きたかった。

　全ては理想で、そんな理想を捨てている自分が許せない。

　未だに僕は僕を蔑んでる。

　変われよ。と

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい