237日目 ごたごたからの翌朝
モルガーンにグリグリを決めると、モルガーンは想像を超えた痛みに涙を流して形勢逆転し・・・ハルトがモルガーンの上にまたがってマウントを取っていたのだが。
その絵図らは魔王たちをドン引きさせるのには十分で・・・モルガーンも何やら様子が違っていた。
「は、ハルトさんって・・・・強引なタイプなんですか??
いいですよ・・・私・・・ハルトさんのやりたいプレイに任せます・・・んん~~」
「待てぃ!!!ストップストップ!!!!一体いつからこんなピンクドラマになってやがんだ!?
さっきまでモルガーンがゲヘヘ役だったろうに・・・・魔王これはどうなってんだ?」
「いや、私に聞かれてもわからないのだが・・・・そうだな・・・きっとモルガーンはあまりにも一方的にやりすぎた為に逆転の方の快感も会得してしまっているとしか・・・・・」
「で、ハルトはこれからモルガーンと合体!!!をするのですか??
それは色々とマズいのでは??まだ知識の浅い魔王に見せるには刺激が強すぎます・・・・」
「そう言うわけだからやるにしてもトイレとかお風呂場とか倉庫とか裏路地とかせっちゃんの泊ってるホテルでやんなさいよね・・・・
マジでハルトさんは盛んなんだから・・・・あの男に泣かされた女の子がどれだけいるのやら・・・」
最後の方に吐いた言葉にハルトは我慢できずに消えて行こうとするメルトを捕まえてグリグリを執行して泣かすと。
モルガーンにこれ以上騒ぎを起こしたくないと言ったのだが・・・・・
「え?ヤらないんですか??ムラムラしませんか??私に・・・・
私のこの格好をするとだいたいの男の方はわっしょーいとか言って来るのですが・・・・ハルトさんは本当にホモなのですか?」
「おい、誰だ・・・・モルガーンにそんなデマを言いふらした奴は!!!!
出てこい!!!今すぐに名乗り出てこい!!!」
「いや、その・・・それを言ったのは私だ。
私と結婚をして子宝に恵まれてからホモになったと言ったのだが・・・・」
「ほ、ほら・・・ハルト・・・魔王がこう言ってますから私の方にジリリと寄ってこないでくれませんか??
それはそれとして・・・モルガーンは一体魔人と聞いていましたが・・・種別は何なのです??」
キルりんの言葉にハルトはごくりと唾を飲んで待機していると、モルガーンは唇に手を当てながらサキュバスと答えると。
通りで夜に活発になるわけだとメルトやキルりんたちが納得したのだが・・・ハルトは何かをグッと堪えてモルガーンを見ないようにして部屋から出て行こうとした時・・・・
「待ってくださいハルトさん・・・まだ私・・・ハルトさんから精気をもらえてないのですが・・・本当に生きのいい精気をくれないのですか?
ハルトさんの事ですから相当な量の精気を持て余しているはずなので、その濃い精気をたっぷりと補充させて欲しいのですが・・・・ダメですか??」
「そう言うのは別の所でやってくれ。
あと・・・ここの街の連中にちょっかいもかけないでやってくれよ・・・・
モルガーンは割と話が何とか通じるから言うけど。
この街で度が過ぎたら怖いマジの鬼に追いかけまわされるぞ??
それにだ・・・俺たちもハンターや冒険家として依頼に出たらやらなくちゃならんから知り合いを手に賭けるのも嫌だからさ・・・明日素直に帰ってくれねぇか?」
「ハルト・・・・うむ、ハルトの言う通りだモルガーン。
手紙に見栄を張ってウソを書いてしまった事は謝る。
だが・・・いずれは未来的にハルトを・・・今はその話じゃないな。
ハルトはこういう男なのだ・・・魔族だとか人間だとかそう言うのを超越した高みの男なんだ。
だから私たちとも同じように接してくれるのだが・・・・モルガーンはどうなんだ?」
「ハルトさんの事だからすんなりとできると思ったのだけれど・・・・うん、お楽しみは今後に取っておくのもいいかもしれない・・・・
それに魔王の下手なウソは昔からだったから気にしていない。
だって魔王の側にずっといられるような精神的にも肉体的にもタフな人はそうはいない・・・・から・・・・ハルトさんを除いて。」
「そうですねぇ・・・ハルトは2つとも見事にクリアしてますしいっそのこと魔王と結婚しちゃえばいいんじゃないですか??」
「それは駄目よ!!!そうなったら私の使い魔であるダメハルトが私よりも地位が高くなっちゃうじゃない!!!
私の方がちょっぴり上かもしれないけどそれだけはだ~め~~~」
キルりんの言葉にハルトが強く否定すると魔王はハルトの頬を掴んで理由を問うていると。
モルガーンはハルトの腕を抱いてこのまま一緒に寝てくれるのかと甘えるように言っていたが・・・・
「いや、俺はリビングのソファーで寝るから・・・それじゃお休み。」
「ハルトさん・・・・私、まだあきらめない・・・・から。
でも・・・今日はハルトさんの事が知れたから大人しくしておくね。」
「はじめっからバレていたとは・・・やはりモルガーンにウソをつくのは無理と言う事か??
だが、これで何とか話は丸く収まったのだ・・・さっさと寝て明日に備えよう。」
「そうね・・・さっきの夢の続きが見たいし・・・ふわぁぁ~~そんじゃね。」
「ん~魔王のウソは誰が聞いてもよくわかるような内容が多いのですが・・・・
ですがこれで終わったと言うのなら私も何も言う事はありません。
ですがこれだけは言って置きますよ?これ以上騒ぎを起こさないでくださいね?」
キルりんは部屋に戻る際モルガーンにハルトがソファーで寝ている事をいいことに襲うような真似はしないようにと注意をして消えると。
モルガーンも部屋に入って眠りにつき、無事に何事もなく朝を迎えた。
「ん~~朝か・・・・それにしても昨日の出来事はマジで悪夢だった・・・
あんなにもできた女のモルガーンがサキュバスの魔人クラスだったなんてなぁ。
と、言うか魔王の手紙に問題があるんだと思うが・・・・」
「ハルトさん?何をぶつぶつ言っているのです??
朝食の準備ができたので・・・・その・・・みなさんを起こすのを手伝ってもらえませんか??」
エプロン姿が似合ったモルガーンに言われるがままハルトはモルガーンに協力して魔王たちを起こして席につかせると。
モルガーンの朝食を食べ始めた。
「で、モルガーンは今度は何を企んでいるのだ?
まさかこの朝食に毒を盛っているののではないだろうな??」
「ぶふッ!?毒ですって!?食べてる最中にそんな物騒な話をしないでくれる!?
割といい量を食べちゃったんですけど!?」
「大丈夫ですよ・・・私の嗅覚と味覚は毒を察知できますので。
これもアサシンスクールで得た毒見スキルが役に立ちました・・・ウンウン。」
「私は自慢の料理には絶対に毒を入れたりはしないです・・・・
魔王もそれは昔から知っているはずなのに・・・うぅぅぅ・・・あんまりです・・・・」
「オイオイ・・・・朝から泣かす奴がいるかよ・・・・大丈夫かモルガーン?」
ハルトはモルガーンに涙を拭くようにとハンカチを手渡すと。
すぐに涙を拭いて笑顔を浮かべると昨日までのモルガーンが嘘のように思え。
この場にいる全員に昨日の夜の事を尋ねると、あれは紛れもないない事実だったと言う事が判明し。
少しがっかりしながらハルトはモルガーンにこれからどうするのかと尋ねた。
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