『甘い呪い』

鞄の中に溜まっていく、友達同士で交換したチョコレート。

それらに埋まっていく私の作った1つの特別。

好きになって早3年。

また渡せなかった。

いや、渡さなかったのかもしれない。

渡さなかったら彼を嫌いになる事ももないだろうから。

作った本人が食べる本命は、彼を来年まで想い続ける呪いの味がした。

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