『最後の言葉』
足が重い。
前に運ぶことすらかなわないくらいに。
自分にあとどれ位の時間が残されているのかが、嫌でも伝わってくる。
ずっとあなたと一緒にいたかったけれど、それはもう叶わないらしい。
ならせめて…
「先に行って。あとから追いかけるから」
せめて、あなたの中に私がかっこよく残りますように。
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