『純粋な愛』

前を歩く君は、寒いね、と微笑む。

君の赤と白のタータンチェックのマフラーが、北風になびく。

それは、どこか掴みどころのない君の様で不安になり君を抱きしめる。

「なーに?不安になった?」

君は笑いながら言った。

そして僕にマフラーをかける。

「知ってる?赤と白の色言葉はね…」

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