No.004[GAME-OVER]
少年は心が弱かった。
どうしていいかわからなかった時、素直に気持ちを吐くと少し落ち着いた
そうして苦しいとか辛いなって素直に弱音を吐けている時に
どうしようもなく苦しくて助けてって言った。
否定をする人はたくさん居たけれど
優しい人は誰も居なかった。
否定が怖くなった少年は口を閉ざして無口な少年になった。
愛想がない、素直じゃない、可愛くない。
そんな言葉を言われることは、否定される恐怖と比べたら耐える事ができた。
だけど弱音を吐けなくなった頃に
昔否定していたたくさんの人たちが優しくなった。
「もう今更、手遅れだよ、お前らも僕も全部終わっている」
そういって少年は淡い海の底に落ちていった
GAME-OVER
END
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます