初恋の話をしよう

別に一目惚れでもなく

過ごしていく日々の中、惹かれていると気づく

気づいて同じ動きを、好きなものを調べて秘かに買った

まだ気づかれない内に堪能するのは高鳴り一つ

夜が明けて、また出会う

高鳴り一つ

忘れられない約束一つ

そこまでの小さな繋がり

紡がれる絆

解かれる糸

忘れられた約束一つ

現実にできなかった幻想に泣いた

だから強くなろうと決心したのに、それは揺るぎのない一つの約束

果たせなかった一つを犠牲にして生まれた高鳴り

果たせなかったから再会した時の高鳴り

同時、失望、諦め、思い出

ただ心臓の音が痛い

でも、やっぱり恋してた

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