六道輪廻
生きていくため手をつなぐ
放してしまえば会えなくなるから
生きぬくために手をつなぐ
離れてしまえば戻れなくなるから
放さない
生きていく心を失いそうだから
離さない
生きぬく身体を無くしそうだから
互いに輝くモノの反射が
生も死も見えなくさせる
互いに持ちよるモノの儚さが
嫉妬も愛憎も隠せるように
見てしまう
隣のあなたを失うのが怖いから
隠せない
隣のあなたが最愛だから
終われないから言わせてほしい
「好きよ」「好きだ」「ずっと」「そばに」
「だから」「生きよう」「いつまでも」
―― 一緒に
「あきらめない」「終わりましょう」
「「心がふたりを分かつまで」」
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