第509話 原因究明
アオイ:カイザークラーケンの予定進路に突如人為的に発生した時空エネルギーの原因を究明するべく一行は惑星ウナバラを出て次なる惑星との間にある中継地点となる人工惑星に立ち寄ります。そこで原因を知る方と遭遇しますが、それは一体誰なのでしょうか?
魔界時間:15:00 中継惑星次元空港ラウンジ内
アオイ:ここは星間航宙機を安全に航行するために設けられた人工惑星。主に国境次元宙域にあり、不法入国を防ぐため税関もあります。
アリス:さ・て・と。早速だけど、皆んなはカイザークラーケンの予定進路にいきなり現れたっていう時空エネルギーの事どう思う?
ヴィオラ:そうですね、これはあくまで私個人の想像ですが。何者かがそこで実験を行なっていたのではと考えています。
千夜:それは多分無理だと思います。
アリス:3カ国の次元国境海域であるエンペラートライアングルは当然、巨獣カイザークラーケンの縄張りだし、巨獣は4界宇宙平和協定で守られている最重要保護対象巨大生物だから縄張りを囲む様に3カ国海軍の海上・海底要塞の監視下にあって無断で入れば1発で分かるんだよね?
千夜:その通りです。
アリス:でも人為的って事は当然入れたんだよねぇ。どうやって侵入したんだろう?
ぽてと:ミミズさんが掘った穴じゃないの〜?
アリス:そうだね〜・・・ん?ぽてとちゃん今何て言ったの?
ぽてと:んあ?だ〜か〜ら〜、ミミズさんが掘った穴だよ〜。
千夜:確かに惑星ウナバラの海底にある
???:その件には心当たりがある。
ヴィオラ:貴方は?
ヘル:すまない、立ち聞きするつもりはなかったのだ。俺の名はヘル・ピース、同じ剣の修行をした妹弟子に会いに行く途中ここに立ち寄った。おそらくそれは天族の仕業だ。
アオイ:この方に関しては剣聖の皇王78話に詳細がございますので割愛させていただきます。
アリス:天族かぁ、それなら難攻不落の海洋要塞の監視網を簡単に
ヴィオラ:犯人が天族たとして何のための実験なのでしょうか?
ヘル:・・・時の黙示録レプリカ盗難事件。
アリス:え?
ヘル:その事件に謎の答えがある、俺が今言えるのはそれだけだ。
一言告げて立ち去るヘル
ヴィオラ:誰だったのでしょうか?
アリス:ヘル・ピース、ヘル・ピース・・・あっ、思い出した!あの人莉音さんの兄弟子の人だ!
ヴィオラ:あの方が⁉︎
アリス:ヴィオラ姐さん、今すぐ時空管理局に盗難事件の事を詳しく聞いて!
ヴィオラ:畏まりました。
アリス:さ、まだフライトまで時間あるから何かオヤツでも食べに行こうか♪
ぽてと:オイラはジャガイモがいいっす〜♡
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます