第503話 惑星サイエンの団体客?
アオイ:キングカールトンとカールトン達による豊穣の儀式に加えて後継者伝承の儀式、実に壮観でしたね♪さて、豊穣の儀式の後の祭りを楽しんだアリスさん達はぽてとちゃんと共に次なる惑星サイエンへ向かったのでした。
豊穣の儀式の翌日 魔界時間10:00 惑星サイエン次元空港
アリス:到着〜♪
ぽてと:到着っす〜♪
アリス:すみません、千夜さんまで付き合ってもらって。
千夜:良いんですよ♪5大組合長が毎年交代で各星を巡って視察するお仕事があって、今年はたまたま私の番だったってだけですからどうかお気になさらずに。それに、この仔のお世話もありますから。
アリス:ぽてとちゃん、どうかな?ミミズさん来てる?
辺りを見渡し感覚を研ぎ澄ますぽてと
ぽてと:う〜ん・・・まだ来てないっす。
千夜:では惑星サイエンの領主にして5大組合長の1人、サリアさんにご挨拶しましょうか。
ぽてと:ふあっ!ジャ、ジャガイモ貰えるっすか?貰えるっすか?
千夜:そうだね〜、先ずはご挨拶してからだよ〜♪
ぽてと:は〜いっす〜♪
『ギャロック菜園』
菜園で作業しているケンタウロス族の女性
千夜:あ、居た。サリアさ〜ん!
サリア:千夜さんじゃないですか。ああ、そうか、今日がそうでしたね。
アオイ:このケンタウロス族の女性がカントリア王国5大組合長の1人、惑星サイエンの領主にしてギャロック菜園オーナーのサリア・ギャロックさんです。
ぽてと:プォーッ!ジャガイモっす〜!
千夜:あっ、ぽてとちゃん!
サリア:フフッ、どうやら気付いたようですね♪
光学迷彩を解くと一戸建てほどの大きさなジャガイモが現れる
アリス:でっか!
サリア:シルフィード女王陛下からカントリア陛下へ譲り受けたエデンの果実。その研究時に訪れたエデンの果実の木があった跡地で発見された宝箱の中に魔界ジャガイモの古代種、帝王芋の種芋が入っていたので育ててみたんです。
千夜:尋常じゃないくらい大きいですね。
サリア:実はまだ実食してなくて。
ぽてと:良い匂いっす〜、お腹減ってくるっす〜♡
千夜:ぽてとちゃんが言うなら間違いなく美味しいですね♪ぽてとちゃんは魔界のネットでは名の通ったジャガイモソムリエなんですよ〜。
アリス:ぽてとちゃんは何が合うと思うかな?
ぽてと:王道の丸かじりっす!
千夜:それはぽてとちゃんしか出来ないからね。
菜園スタッフ:オーナー、そろそろお時間です。
サリア:あ、天界から来た芋掘り体験ツアーの団体さんね。すみませんが、暫くお待ちいただけますか。
アリス:あ、お構いなく♪
千夜:私達はこの帝王芋の調理法でも考えてますから。
辺りを見渡すアリス
アリス:あれ?ぽてとちゃんは?
『サツマイモ畑』
ガイド:は〜い、こちらが体験ツアーのサツマイモ畑で〜す!
サリア:(あ、赤ちゃんの大群⁉︎)
ガイド:こちらがこの菜園のオーナーのサリアさんですよ〜♪
ミルフィー:広いですぅ♪
リンカ:ゼウス様やアマテラス様もやったという芋掘りでありましゅな!
ココット:楽しみでしゅわ〜♪
ポワロ:皆んなでやればできますね♪
ぽてと:プォーッ!サツマイモ畑っすー!
ミルフィー:な、何ですか⁉︎
リンカ:デ、デッカイでありましゅ!
ココット:わたくしゅ知ってましゅわ、カールトンっていうのでしゅわ。この大きさだとまだ赤ちゃんでしゅわ♪
ポワロ:カ、カールトン⁉︎あの魔界宇宙一高級なミルクを出すというあのカールトンですか⁉︎
ぽてとのお腹を一斉に見る赤ちゃん達
ミルフィー:ご、極上ミルク♡
リンカ:じゅるり♡
千夜:あっ、こんな所に居た!
サリア:彼女がカールトン達を育てている千夜ファームの千夜さんですよ♪
ミルフィー:こ、この仔もミルク出すですか?
千夜:残念ながら男の子だからミルクは出ませんよ。
ミルク:あぅ。
リンカ:ガッカリでありましゅ。
ココット:飲みたかったでしゅわ。
ポワロ:残念。
千夜:良かったらこの芋掘り体験が終わったら飲みますか?哺乳瓶一本分なら全員分ありますよ。
ミルフィー:欲しいです!
赤ちゃん達:ゴチになりま〜す!
ぽてと:それじゃあ、オイラはこのデッカイ
ミルフィー:皆んなでやりましょう♪
アオイ:巨大な蔓を全員で引っ張ると地中から物凄く大きなサツマイモが出てきました。その大きさはなんと10トントレーラー1台分!
サリア:おめでとうございます!これも古代種の1つ、ヘラクレスオオサイマイモですよ〜♪
アリス:千夜さん、ぽてとちゃん居ました?・・・って、リンカちゃん⁉︎
リンカ:どうもでありましゅ♪
サリア:それではオヤツにしましょうね♪
全員:は〜い♪
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