第499話 アリス貞操の危機

 アオイ:原初の破壊者対策に向け動き出した4つの宇宙。今回は少し遡ってその目的の決め手となったシングルナンバーズのブラックボックスのお話ですが、アリスさんの貞操の危機とはどういう事なのでしょうか?


 遡る事2週間前 魔界時間10:00 シルフィード王国王立化学研究所内


 ソフィア:帰国早々すまないねアリス。


 アリス:ううん、良いよ。全ての宇宙の命運がかかってるんだもん。


 ソフィア:早速だが、クララの協力の甲斐があってヴァルキリーシングルナンバーズに内蔵されているブラックボックスの回収法が分かったんだ。


 アリス:ホント⁉︎どうやるの?


 ソフィア:そのブラックボックスを回収するには契約者、つまりシキの場合はアリスの協力が必要なんだ。ただ、専門家のクララでも機体の何処にあるか正確な位置が分からないらしい。


 アリス:何で?


 ソフィア:クララが言うには宇宙創世時代のテクノロジーで作られた特別なエネルギーシールドで覆われていて、それをスキャンするためには専用の道具が必要なんだ。残念ながら1番重要な部品の素材がもう手に入らないから作れないらしいんだよ。


 アリス:だから私の協力が必要なんだね、良いよ♪


 ソフィア:そう言ってもらえると助かるよ。ただね、本人は恥ずかしいから2人きりでやりたいそうなんだ。


 アリス:まぁ、本人がそう言うなら仕方ないね。


 ソフィア:シキはその先の部屋で待っているから早速頼むよ。


 アリス:ホ〜イ。


『研究所内空き部屋』


 シキ:フッ、フフフ、盲点でした。あの2人を出し抜く方法がこんな身近にあったなんて。こんな事なら初めて会ったあの日にやってれば良かった♪


 自分の腹部を撫で回すシキ


 シキ:肉体関係をもってを作ってしまえばこっちのもんです♡


 ※ヴァルキリーに生殖機能はありません


 扉をノックするアリス


 アリス:シキ姐さん居る?


 シキ:ひゃい!


 アリス:入るよ〜。


 空き部屋に入るアリス


 アリス:早速なんだけど、シキ姐さんのブラックボックスって何処にあんの?


 シキ:そ、それは・・・


 アリス:それは?


 自分の陰部を指すシキ


 シキ:こ、ここです、いわゆる下のお口です♡


 アリス:おぅえ⁉︎


 シキ:ここは契約者、つまり陛下でなくては開きません。


 アリスに擦り寄ってアリスの手を自分の陰部に近付けるシキ


 シキ:さ、貴女のその指で根元までズブリと♡


 アリス:シ、シキ姐さん⁉︎


 シキ:私のココは濡れて準備万端です♡


 ???:そこまでだ!この番組をR18指定にする気かい?


 アリス:ソ、ソフィア姐さん!


 シキ:チッ!折角良いところだったのに邪魔が入ったか。


 ソフィア:あの後今も解析中のクララから連絡があってね、ブラックボックスが隠されている場所は契約者が近付くと紋様が浮かび上がってそこを触るだけで良いらしい。ほら、腹部に浮かび上がったソレさね。


 シキ:チッ!あの女、余計な事を!


 ヴィオラ:余計な事が何ですって?


 アメリア:詳しく聞きたいもんだな♪


 アリス:そんなよこしまなシキ姐さんにはお仕置きだよ♪


 閻魔の鈴を出すアリス


 シキ:ちょっ!陛下、後生ですからそれだけはご勘弁を!


 アリス:ダ〜メ♡


 閻魔の鈴を鳴らすと現れる富嶽ふがく


 富嶽:お久しぶりで〜す♪


 アリス:思いっきりやっちゃって♪


 富嶽:了解で〜す、宇宙の危機につけ込んで畏れ多くも陛下を強姦ごうかんしようとする不届きな悪い子はキッツイお仕置きでっす♡


 亜空間に引き摺り込むシキ


 シキ:いや・・・助け・・・イーーーヤーーーッ!











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