第470話ルーレットの都

 アオイ:サイクロ翁との修行を終えルーレック領の都ルーレットレイトに着くアリスさん。そこは右を向いても左を向いてもルーレット一色なのでした。


 魔界時間11:00 ルーレットレイト


 アリス:お〜!こりゃ凄いね〜♪


 ヴィオラ:トランスゲートもルーレットなんですね。


 シキ:行きたい所があれば目的地の目に合わせてルーレットを回さないといけないなんて不便極まりないです。


 アリス:下手すりゃとんでもない所に飛ばされるねこれ。


 ヴィオラ:如何なされますか?


 アリス:早速修行の成果を見せようか♪


 ルーレットを回すアリス


 アリス:・・・・・・ここだ!


 サレンダー城を引き当てるアリス


 ヴィオラ:お見事です!


『ルーレック公爵居城サレンダー城』


 フローレンス:ふっふ〜ん。この街の住人でさえ目的地を引き当てるのに最短で1時間はかかるのに凄い凄い♪ますます欲しくなったわ〜ん♡


 アオイ:この方こそ、このルーレック領の御領主様でフローレンス・ルーレック公爵様です。


 公爵秘書:大丈夫なのですか?ギャンブルの腕前は皇帝陛下もお墨付きと伺っておりますが。


 フローレンス:才能があるって程度でしょう?余裕で勝てるわよ♪


 公爵秘書:(だと良いのですがね〜)


 衛兵:公爵閣下、シルフィード女王陛下がお見えになられました。


 フローレンス:通してちょうだい♪


 衛兵:はっ。


 公爵執務室に入るアリス


 フローレンス:ようこそ女王陛下、我がルーレック領へ。私がこの星の領主、フローレンス・ルーレックですわ♪


 アリス:では早速ですが、お互い賭けるものを教え合いましょう。


 フローレンス:分かりました。私の方はいたってシンプル。貴女が欲しいですわ♡


 アリス:1つで良いんですか?


 フローレンス:貴女は幾つでも良いですよ♪


 アリス:では1つ目、勝負の際人身を賭けるのを原則禁止する事。2つ目はサイクロ翁をご意見番としてこの城に迎える事。そして最後にこれまでに勝負して勝ち取った女性を全員解放する事、以上です♪


 フローレンス:2番目が1番嫌ですが、要は私が勝てば問題ないですわ♪


 公爵秘書:(ん?今サイクロ翁って・・・まさか⁉︎)畏れながら公爵閣下、この勝負辞退した方が御身のためかと。


 フローレンス:売られたギャンブルを断るは帝国の恥よ。


 公爵秘書:『警告』はしましたよ。


 フローレンス:さ、デュエルルームへ行きましょうか♪


 アオイ:両者一進一退の攻防戦を繰り広げる2人、実はアリスさん。わざとフローレンスさんに合わせてるのですよね〜。


 フローレンス:な・・・なかなかやりますね。ここまで本気の私についてこられるのは貴女が初めてですよ。


 アリス:ついてこられる?私は『貴女に合わせて』いるんですよ。それじゃ、これでチェックメイトです♪


 フローレンス:え⁉︎


 公爵秘書:(これまでのベット法・・・まさか!ルーレット必勝の一手。98.48%法、またの名を3分の2ベット法⁉︎)


 一気に形成逆転されるフローレンス


 フローレンス:わ・・・私のイカサマが・・・効かないなんて。


 アリス:これで勝負ありですね♪


 公爵秘書:はい、ギャンブレット帝国憲章に従ってシルフィード女王陛下の提示した条件を受けてもらいますよ公爵閣下。


 フローレンス:い、嫌よ!あのジジイをこの城に迎えるなんて!


 公爵秘書:私はあの時ちゃんと警告しましたよね?『この勝負辞退した方が御身のため』と。


 フローレンス:うぅ。


 アリス:さ、入って『師匠』


 フローレンス:え?師匠⁉︎


 サイクロ:まったく!こうでもせんと城に入れんとはな。こんの・・・馬鹿孫が!


 フローレンス:ヒッ!お爺ちゃん!


 サイクロ:このお嬢ちゃんの勝ちじゃ。帝国博徒としてキチンとケジメはつけんか!


 フローレンス:ふぁ・・・ふぁい。




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